tl_bnr_land

「2022年冬のボーナス」予想金額は「10~30万円未満」が最多…「15年以上全く変わらない」など不満の声も

まいどなニュース まいどなニュース

物価の高騰が続くなか、そろそろ冬のボーナスのことが気になるという人も多いのではないでしょうか。そこで全国の2022年冬季賞与を支給される予定の男女500人(女性347人・男性153人)に冬のボーナスについて調査をしたところ、冬のボーナスの支給予定額で最も多かったのは「10万円~30万円未満」でした。また、冬のボーナスの使い道については、「使わない・貯金・預金」が最多だったそうです。

株式会社ヒューネルが「冬のボーナスについてのアンケート調査」と題して2022年9月に実施した調査で、おもに20代(22%)、30代(37%)、40代(26%)、50代(12%)の人に聞きました。

はじめに、「2022年の冬のボーナスの支給予定額」を聞いたところ、「10万円~30万円未満」(188人)や「30万円~50万円未満」(106人)が多く、給与の1〜2ヶ月分という人が多くを占めた一方で、少数だったものの「100万円以上」(14人)という人も見受けられました。

ちなみに、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によると、昨年の平均ボーナスは「夏:38万268円」、「冬:38万787円」となっており、業界によって違いはあるものの、おおむね基本給の1〜2ヶ月分が支給されているということが分かりました。

調査結果について同社は「ボーナスの金額は大企業と中小企業ではかなり差があります。日本経済団体連合会が発表した大企業の2021年冬のボーナスは『82万955円』でした。対前年比5.16%であるものの、それでも80万円を超えています。アンケートではおよそ半数が50万円未満でしたから、2倍近い差があるということです」と説明しています。

次に、「冬のボーナスの使い道」を聞いたところ、「使わない・貯金・預金」(276人)がダントツの1位に。以下、「生活費・固定費にあてる」(161人)、「旅行・レジャー」(66人)、「投資」「借金やローンの返済」(いずれも55人)と続きました。

同社は「注目すべきは4位の『投資』です。日本は投資に後ろ向きな人が多く、『リスクが高いもの』という認識が根強いと思いますが、国が金融教育に力を入れ始めたこともあり、投資への関心が高まってきているようです」と説明。

さらに、「現時点で一般NISA(少額投資非課税制度)は2023年までとされていますが、2024年からは2階建の新しいNISAが始まることが発表されています。貯金をしたところでお金は全く増えない今、投資を始めて少しでも資産を作っていこうという人が今後も増えていきそうな予感です」とも述べています。

続いて、「ボーナスの金額の変化」については、コロナ禍以前と比べて、58%の人が「変わらない」とするなか、33%の人が「減った」と回答。金額が「増えた」と答えた人は9%と1割にも満たなかったといいます。

その結果、「現在のボーナス額への満足度」については、70%の人が「満足していない」と回答。ボーナスの額について回答者からは、「もらえるだけありがたい」「現状から判断すれば妥当だと思う」「会社の業績自体は下がっているのに、頑張りを評価してもらえたから」などの肯定的なコメントが寄せられた一方で、「15年以上いて全く変わらない」「個人が頑張っても会社の業績自体は上がっていないので賞与額は下がっている」「友人のボーナス額を聞くとガッカリする」「相当利益が出ているにも関わらず、社員に還元しない姿勢が頂けない」「生活費の不足分に割り当てて終わってしまって、特別感のある使い方が全くできない」といった不満の声も寄せられていたといいます。

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース