「保育園に入園させるの?なんか、かわいそうだわねぇ」義母からの困った“反対意見”…かわすための対策3つ

BRAVA BRAVA

まったく義母(姑)というのは、こちらの事情もわからぬままアレコレ言うものです。子育て中はそんなことばかりですが、実家への帰省をはさんだりして増えるのが、保育園入園を前にして、今さらながら言われる「身内からの困ったひと言」です。

「え、保育園に入園させるの?」「まだ小さいのに、仕事はもうちょっと先でもいいんじゃないの」

中には猛烈な反対を受ける場合もありますが、それよりも困るのは、なにげなく漏らしてくる「なんか、かわいそうだわねぇ」といったようなひと言。ため息まじりの本音を聞こえよがしに言われたママとしては、真っ向切って反対されるよりイラっとすることが多いようです。

保育園反対の義母対策:1…「説得はしない・やり過ごす」

結論から言えば、自分が働きたい理由や働く意義を、義母や反対する身内に理解してもらおうとしても難しいのが現実です。

中でも厄介なのが、夫の経済力はそこそこあるパターン。義父母から見れば「ウチの息子はちゃんと家族を養っていけるというのに、嫁はなんでこんな幼い子を預けてまで働くんだ」というイメージです。

さあ、ここであなたが自分のライフプランやキャリアについて語ったとしても…「なるほど、それならあなた、ぜひ働くべきよ!」なんて、納得することはほとんどないでしょう。

正直なところ、働く理由で相手を納得させようとするのは時間の無駄かもしれません。

仕事をすることについては、何を言われても柳に風で受け流すのが一番。義母とのやり取りは、理詰めで説得させようとすると、火に油を注ぐことにもなりかねません。

とにかく祖父母は「かわいそう」が保育園反対の合い言葉なので、この感情論は「そうですかねぇ」「うーん、そうですねぇ」と反論でもなく同意でもない、曖昧なあいづちでやり過ごしてしまいましょう。

保育園反対の義母対策:2「保育園っていい所なんです」

もうひとつ、祖父母世代に多いのが「保育園の環境は悪い」という思い込みです。ニュースで見るような子どもが放置されたり、まともに給食も出さなかったりといった、ほんの一部の「劣悪環境の施設」だけがすり込まれていて、「あんな所に大事な孫を預けるなんて」と思っているわけです。

その場合は、パンフレットやホームページを見せて、きちんとした安心できる環境であることを認識してもらいましょう。

そして保育園で自立していく成長は、社会性を育む第一歩であることを、例えばパパから話してもらうのもいいかも。得てして姑は「嫁より息子の言葉を聞く」ものです。

ただし、ここでも姑、義父母を「説得する」「納得させる」と迫りすぎない方がいいように思います。

立派に息子を育てた義母としては、ヨメの言葉は「説得」が「説教」に聞こえてしまいがち。私の言うことにいちいち反論する、と違う方向にいってしまいます。

それより保育園に入園してから、しばらくして孫と会わせてあげて下さい。孫の成長に驚き、保育園って思った以上に素晴らしい所なんだと認識を改めたというケースは実際によくあります。

保育園反対の義母対策:3「3歳児神話と結びつけさせない」

「3歳までは子どもは母親が育てるべき」3歳児神話は今だに強いですね。ある意味、昔のほうが「保育園に入れる=親が働く事情がある、だから仕方がない」という見方がありました。

でも逆に現在の方が「どうしても働かなくてはならないわけではないのに、どうして保育園に入園させるわけ?」という風潮が、共働きはもはや当然という事実と共に、その反対側にポカっと浮かんできているような感じです。浮かんでくる背景には根強く残る3歳児神話があるのでしょうか。

「3歳までに母親が愛情をたっぷり注がないと、キレる子になる」なんて、どこかの批評家が口にしたまんまのことを、義母はあなたの前で繰り返すかもしれません。

この話は、働くお母さんにとって非常に腹が立つものです。まるで、これから働きに出て子どもを保育園に入れたせいで、将来この子はダメになる、と身内に断言されたようなものだからです。

心ない言葉ですが、悪意はない場合がほとんどでしょう。でもワーママにとっては本当に嫌になる話題です。受け流すつもりでも、この手の話は聞いてしまえばカッとくるもの。こうした話になりかけたら、とにかく話題をすり替えてしまいましょう。

「それよりお義母さん、この前動物園につれていったらね」「お義母さんの煮物、おいしいですね、ウチの子もパクパク食べてる」…とか、適当に。

同居ともなると話はちょっと別なんですが、とりあえず時々しか会わない程度の距離ならば、これで切り抜けていくのが一番労力を使わず、イライラ・モヤモヤしないですむ方法かもしれません。

「絶対に正しい子育てのやり方」なんてないのだから

考えてみれば、祖父母の時代はまだまだ専業主婦が多く、看護師など専門職をのぞけば「寿退社」という言葉も当たり前に使われていたのです。

「保育園入園反対をかわす対策3つ」とか言っているわりに…結局まとめてしまえば「やり過ごす」に集約されてしまいますね。子育てに限らず、基本的に姑の言葉は「悪く受け止めず、受け流す」。それも嫁テクニックのひとつと捉えてしまうのが良さそうです。

そもそも絶対に正しい子育てのやり方などありません。「我が家の子育て」が何百何千とあるだけです。「ウチのやり方」が、そのウチにとってベストな選択なら、それがきっと正しい子育てであって、保育園入園もそうでない選択肢も「選び方の違い」だけです。

働くお母さんのみなさん。周囲の雑音はあまり気にせず、自分が選んだ子育てとワークライフバランスを信じて、頑張ってほしいなと思います。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース