高校生が育てたバジルで作った「緑色のクッキー」が話題 「甘さ控えめ、大人向けの味」商品シリーズ化も

京都新聞社 京都新聞社

 京都府の丹後緑風高久美浜学舎(京丹後市久美浜町)の生徒たちが校名の「緑風」にちなみ「緑色のクッキー」をと、同高で育てたバジルを使ったクッキーを作った。同市久美浜町の久美浜湾沿いで催されるイベント「久美浜湾博(わんぱく)」で初出品。「甘さ控えめで大人向けの味。ぜひ味わって」とアピールした。

 同高では、食品製造実習施設「海部Kitchen」で、生徒たちが手掛けた農産物や加工食品を住民らに販売する「緑風マーケット」を毎月1回のペースで催している。手作りの焼き菓子は人気商品となっている。

 今春、同高で育てたバジルを使ったクッキーの開発に着手。試作を重ね、京丹後産の塩と乾燥バジルを練り込んだ生地の上に、京丹後産の塩▽粗びき胡椒(こしょう)▽粉チーズ▽自家製の乾燥トマト-を、それぞれ加えて焼き上げる4種類のクッキーを商品化させた。

 開発したチーム4人の一人で、同高アグリサイエンス科3年、後藤祥汰さん(17)は「イタリア料理を思わせるようなバジルのほんのりとした風味を楽しんでもらえれば」と話す。抹茶やホウレンソウを使ったクッキーも作り、同高ではバジル入りと合わせて緑色のクッキーの商品シリーズ「いろは」として販売するという。 

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