愛犬が知らない男に蹴られた→飼い主まで殴った加害者の身勝手な理由に怒り心頭 凶悪犯罪の予兆となりうる「動物虐待」に厳罰を

はやかわ かな はやかわ かな

愛犬が蹴られるまでの時間はわずか「5~10秒」

ーー事件後、ペギーちゃんとEKKAさんの具合は…?

「ペギーは事件後3日ほどは怯えていたようで、お散歩に行こうとしても震えて全く歩かずでした…。外傷よりも心の傷が心配です。私は首から肩にかけて違和感が残り、寝違えたような感覚が続いているため、痛み止めの湿布で様子を見ています」

ーー今回の件、コンビニに設置されたリードフックにペギーちゃんを繋げた直後の犯行だったそうですね。

「いつも犬の散歩時には、排泄物を処理するためのビニール袋を持参しているのですが、その時はバッグに入れ忘れていたため、コンビニで何か買い物をしたついでに袋をもらうことにしました。通常、犬の散歩中に買い物をしたり、ペギーを店外で待たせるようなことはしていません。

排泄した場所から20mくらいの近距離に、いつもは寄らないコンビニがあり、そこに向かいました。その店に犬用のリードフックが設置されていることは以前から把握していました。ペギーをリードフックに繋げ、店内に入ろうとした際、店から出てきた加害者の男とすれ違い、男はペギーの方に歩いて行きました。

ふと振り返った時にはもう、ペギーは横腹を蹴られていました。咄嗟に男の胸ぐらをつかんだところ、男から拳で左の顔面を1発殴られました。リードフックに繋いでコンビニに向かった後、蹴られるまでの時間は、5~10秒程でした」

ーー明らかにペギーちゃんを狙った犯行と推察出来ますね。

「加害者が逃げないように胸ぐらをつかんだ状態で警察を呼ぼうとしましたが、なかなか携帯が取り出せませんでした。男はエンジンを停止した状態でバイクを停めており、逃げないと言っていたので、改めて警察に通報しました。その際に男は、お前が先に手を出した、クソ犬、頭おかしい、バカ女、などと暴言を吐いていました」

犬は「器物」正当防衛にはならない

ーー警察からお聞きになったという、「犬が嫌いだから」という加害者の身勝手で短絡的な言い訳にも呆れました…。

「警察が到着し、店の防犯カメラを確認しました。私の方も加害者の胸ぐらをつかんだので暴行罪に当たるということで、私は被害者でありながら加害者となり、男も加害者でありながら被害者という状況になり、1時間ほど現場検証が行われました。その際に刑事から、『犬は器物だから正当防衛にはならない』と告げられました。私が、『この子はもと繁殖犬、もと保護犬であるため、トラウマがあるから今後が心配』という事情を伝えたら、『犬に聞いてみないとわからないですよね~』というような、ふざけた感じの返答が返ってきました…。

その後、警察署に移動して事件の経緯を説明し、被害届を提出しました。その際、加害者から、面倒臭いから謝って終わりにしたいので被害届は出さないでほしい、という要望を伝えられましたが、拒否して提出しました」

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