若きアーティストが性器や性行為をモチーフにした作品を制作しがちな現象についての呼称がSNS上で大きな注目を集めている。
「ハタチ前後の美大生が性器や性行為をモチーフにして制作すること教授陣に『大二病』て言われてるの結構辛辣で草」と投稿したのは画家の七篠奈津美さん(@nutme___g)。
「大二病」…「中二病」さながらのセンセーショナルな言葉だが、そういう現象はたしかに美術大学など若者のアートシーンでありがちなようだ。七篠さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「『意外性の発想がありきたり』的な。」
「高校の美術部では作れなさそう。学園祭で展示したら大問題になりそうだ。」
「美大デビューあるあるですねー(元美大卒」
など数々の驚きの声、納得の声が寄せられている。
七篠さんにお話をうかがってみた。
ーー教授陣の間で「大二病」という言葉があることを知った経緯をお聞かせください。
七篠:教授と制作の相談をしているときに聞きました。
ーー七篠さんが見聞きする限り、ハタチ前後の美大生が性器や性行為をモチーフにすることはよくあるのでしょうか?
七篠:よくあります。学園祭や卒業制作展で見られると思います。このツイートがバズってしまったので美大生たちが警戒して今後そのような作品を制作しなくなる可能性もありますが…。
ーー「大二病」的な現象についてご感想をお聞かせください。
七篠:色々ご意見出ていますが、私と教授が話していた文脈では、この現象に対して決して否定的な意味で話していたわけではありません。
ーーこれまでのコメントや反響へのご感想をお聞かせください。
七篠:コメントについて全てを見たわけではありませんが、ツイート内容から派生した皆さんの各々の武勇伝が並べられている現象には色々考えさせられました。
◇ ◇
大二病についての考察を経て、日本の美術や芸術をとりまく環境の大きな問題点がわかってきた。
七篠奈津美さん関連情報は以下のリンクから