収納の主役はウォークインクローゼット 約4割が「たんすを持っていない」と回答

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9月も終わり、衣替えの季節ですね。ところで、みなさんは衣類を何に収納をされていますか。全国の積水ハウスオーナーの男女261人に調査をしたところ、約4割の人が「たんすを持っていない」と回答。10年ほどの間に割合が3倍になっていたそうです。

積水ハウス住生活研究所が定期的に行っている収納に関する調査で、2019年4月~11月の期間に行われた結果についてこのほど紹介しました。

はじめに、「たんすの保有数」について、2008年の調査と比較したところ、たんすを「持っていない」と回答した人は2008年の12.4%から2019年では36.4%と約3倍に増えていることがわかりました。

その一方で、「ウォークインクローゼットの設置率」をみると、2008年の78.9%から2019年では95.0%にまで増加していることも分かったそうです。

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収納スペースは一見『広ければ広いほどよい』と考えられがちですが、同研究所が約400邸もの間取りを把握した上で、さまざまな広さの収納スペースがある住宅に住むオーナーに、収納の満足度調査を行なった結果、「収納率(=収納スペースの床面積/家全体の床面積)が高まるにつれて、満足度も高く」なった一方で「満足度は収納率14~16%で頭打ちとなり、それ以上に収納率が高い場合でも、満足度はさほど変わらない」ことが分かったといいます。同研究所は「収納の問題は、収納スペースや量だけでは解決しないのです。しまいやすさや見渡しやすさ等、使い勝手も重要です」としています。

また、「限られたスペースでもアイディアによって、効率的で美観も保たれた収納を実現した」住宅の実例として、千葉県に住む同社社員の自宅を紹介しています。

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