太平洋側と日本海側で天気が変わる理由が一目瞭然にわかる写真がSNS上で大きな注目を集めている。
「上越国境で天気が変わる理由」と件の写真を紹介したのはヤマキさん(@Yamaki_82)。
山頂の左側は一面の雲海、右側は晴れ渡った空…山が天気、気候に与える影響は大きいという知識は小学校などで教わるが、これほどそのことが理解しやすい写真はない。ヤマキさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「まさに中学地理で学ぶ気候差を表した図…!図でなくこれを教科書に載せる方が絶対分かりやすいと思います!!」
「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった 夜行電車で体験したことあります 水上側はなんでもない雪でしたが、越後湯沢側ガッツリ雪降ってました」
「冬は逆になって、日本海側がどんよりと雪雲に覆われます。夏は夏で、フェーン現象が起きて40度近くになる日もありますが(;'∀') #越後の民」
など数々の驚きと感動の声が寄せられている。
ヤマキさんにお話をうかがってみた。
ーーこのお写真を撮影された場所についてお聞かせください。
ヤマキ:9月11の午前9時頃に群馬と新潟の県境にある谷川岳山頂直下の谷川岳肩ノ小屋で撮影しました。
ーーこちらを訪れた経緯をお聞かせください。
ヤマキ:夏山に登りたいと思っていて、比較的近くで登りやすそうな山ということで、谷川岳に行こうと思っていました。天気の変りやすい山なので、ロープウェイを降りて登山開始した時は雲の中でした。山頂に近づくにつれ雲の上に出て雲海を拝むことができ、本当についてると思いました。
高校の時、ワンゲル部に所属していたのですが、顧問の先生が地理を担当していて「谷川岳は、関東と上越で天気の境がキレイに見れるところだよ」と話していたのを思い出しました。
ーーこれまでの反響についてご感想をお聞かせください。
ヤマキ:皆さん、山が天気の境になることは知識として知っていても、実際にその光景を見る機会はなかなかないと思います。自分の撮った写真を通して共感をしてもらえて嬉しかったです。中には撮影時刻の衛星写真をアップしてくれる方もいて、私自身も「衛星写真の通りだ!」と感動しました。
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谷川岳山頂には谷川岳麓の群馬県側からロープウェー、リフトなどを使って登山することができる。なかなかこんな絶景に出会えることはないかもしれないが、ご興味ある方はぜひチャレンジしていただきたい。
ヤマキさん関連情報
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