Twitterで『#坊さんあるある2022盆』というハッシュタグで、お坊さんたちから様々なお盆エピソードが投稿され、話題となりました。お坊さんにとっては一年でもっとも忙しい時期となるお盆ですが、檀家さんとのエピソードに人情があふれています。
『#坊さんあるある2022盆』へ寄せられたツイートを、いくつか紹介します。
★国華山 高龍寺さん(@HakodateKoryuji)
たまに、お盆休みは無いんですか?と聞かれることがある。
★BUN BUN@せたな町 法覚寺さん(@punchdrunker501)
お布施の集計になかなか手が付かない。
★れんこん坊主さん(@renkonbouzu)
ピンポーン!
俺「こんにちはー」
子供「あ!ハゲの人来たよ!(ドタドタドタ)」
子供は正直でよろしい!(血涙)
★えだぽよ住職@仏教エンタメ大寺院さん(@soukouji)
「母さん、坊主が来たよ!」
玄関で男の子が報告してくれた。慌ててお母さんが出てきて「坊主じゃないでしょ!お坊さんでしょ!」と叱りました。すると男の子が「お母さんはいつも坊主って言うじゃん!」と反論。私と目が合ったお母さんがテヘペロ……
「どうも坊主です」
★enju(えんじゅ)さん(@j_enju)
【お坊さんと扇風機】
お坊さんと扇風機問題、解決!→「扇風機はお坊さんの斜め前から」
これで、ロウソク消えない、灰も舞わない、お坊さん涼しい、後ろの皆さんもみんな涼しい。これで解決です。
ご本尊の方向から、全ての人に風が届く。これを「浄土からの風」と共に味わう。南無阿弥陀仏。
★加藤 煕章@僧侶歌うさん(@moebius1005)
毎年お盆で遠方のお檀家さんを訪ねると、飲み物を頂きすごい量になる。野菜も沢山頂くのですが、出張から帰るまで日数があるので傷む。せっかく頂いたものが悪くなってはいけないという想いに比例して、クーラーボックスが巨大化してゆく。何しに行っているのかわからない絵面。
巨大化するクーラーボックスを抱える加藤さんに、お盆の状況についてお話を聞きました。実は加藤さんは僧侶兼シンガーソングライターとして地域おこしの活動をしており、テレビ番組「歌唱王2021」で準優勝した経験があります。
——お盆の出張は、やはり北海道の地域ならではでしょうか?
お盆はどこの地方もお檀家参りをすると思いますが、やはり北海道は土地が広いので、そうかもしれませんね! 札幌や旭川など、各地方のお檀家を訪ねながら地元に戻るので、大体5日ほどかかります。出張の間はホテルに宿泊いたします。
——いただきもので野菜が多いのも、北海道ならではでしょうか?
私のお寺は道北なのですが、出張先の札幌や旭川は道北に比べると暖かいので、皆さん家庭菜園をしておられ、分けて下さるのだと思います! トマトやキュウリが多いですね。ご厚意はありがたく頂戴し、クーラーボックスは車で持ち運んでおります。
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エアコンのない部屋で、ロウソクを消さないようにと扇風機を止めないでほしい……という悲痛な声は、他にも何件か寄せられました。他にも、墓石からの照り返しによる日焼け、ネッククーラーや読経のための風通しの良いマスクといった、袈裟による暑さをしのぐための対策や、ワンちゃんネコちゃんのお出迎え、お布施の入れ忘れといったエピソードも寄せられました。お坊さんたち、いつも暑い中ありがとうございます。