大学「認知度」ランキング…関東・甲信越1位は「東大」、関西1位は「近大」 進学希望の高校3年生に調査

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株式会社マイナビが運営する、「マイナビ進学総合研究所」は、このほど「大学認知度・イメージ調査(2022)」の調査結果を発表しました。同調査によると、各エリアでの大学認知度ランキングは、関東・甲信越エリアでは「東京大学」、関西エリアでは「近畿大学」がそれぞれ1位を獲得する結果となりました。また、イキイキしているイメージを持つ大学では、関東・甲信越エリアでは「青山学院大学」、関西エリアでは「近畿大学」がそれぞれ1位を獲得したそうです。

同調査は、2022年7月に「マイナビ進学」会員リストより抽出した2023年3月卒業予定の高校3年生1万974人のうち、大学進学希望者8276人の結果を集計したといいます。なお、調査領域は全国47都道府県を6エリアに分けています。

調査の結果、「大学認知度ランキング」では、関西を除く各エリアで国立大学が1位を獲得する結果となりました。各エリアのTOP3は以下の通りです。

【北海道・東北エリア】
1位「東北大学」(69.6%)、2位「北海道大学」(63.0%)、3位「東北学院大学」(53.1%)

【関東・甲信越エリア】
1位「東京大学」(90.1%)、2位「早稲田大学」(89.0%)、3位「明治大学」(88.8%)

【東海・北陸エリア】
1位「名古屋大学」(80.4%)、2位「中京大学」(79.0%)、3位「名城大学」(75.0%)

【関西エリア】
1位「近畿大学」(88.8%)、2位「同志社大学」(87.2%)、3位「関西大学」(85.8%)

【中国・四国エリア】
1位「広島大学」(82.4%)、2位「岡山大学」(75.8%)、3位「山口大学」(64.2%)

【九州・沖縄エリア】
1位「九州大学」(86.1%)、2位「長崎大学」(66.6%)、3位「久留米大学」(58.9%)

   ◇  ◇

続いて、「イキイキしている大学イメージランキング」では、おおむね認知度ランキングと似通った傾向がみられたものの、関西エリアと九州・沖縄エリア以外ではガラリと違う顔ぶれとなっていたそうです。各エリアの1位は以下の通りです。

【北海道・東北エリア】
1位「仙台大学」(14.3%)

【関東・甲信越エリア】
1位「青山学院大学」(32.0%)

【東海・北陸エリア】
1位「中京大学」(11.5%)

【関西エリア】
1位「近畿大学」(24.6%)

【中国・四国エリア】
1位「岡山大学」(7.7%)

【九州・沖縄エリア】
1位「九州大学」(15.0%)

   ◇  ◇

調査を行なった同研究所は「高校生が志望校選びの際に重視するポイントは認知度の高さと思われやすいですが、実はこの5年間で特に『学べる内容』が大幅に増加し、『就職率の高さ』が低下しています。不確実性の高まる社会背景を意識し、自分の興味や関心をベースにした志望校選びを行なっていることがうかがえます」と説明。

さらに「総合型選抜・学校推薦型選抜などのいわゆる『年内入試』で志願する割合が増加しており、この傾向は今後も継続する可能性が高く、一般選抜の難易度を参考にした大学選びをする高校生が減少すると予想されます」とも述べています。

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