「お礼届いて欲しい!」3歳息子にクッションをくれた方をSNSで捜索→5万リツイートで奇跡が起こった

門倉 早希 門倉 早希

「【お礼届いて欲しい!】クレーンゲームでゲットしたワンタンクッション持っていらした男性の方へ」

みる@めっこ3y11m(@mychonanlove)さんの投稿が、ツイッターで注目を集めています。ツイートでは、駅でクレーンゲームの景品を譲ってくれた男性を探しており、なんとかお礼を伝えたいという旨が綴られています。

詳しい経緯はこうでした。当時2歳息子さんの偏食で悩んでいたというみるさん。そのとき、唯一息子さんが食べてくれた炭水化物が「マルちゃん ミニワンタン」だったといい、同商品はみるさん、息子さんにとって大変思い出深い食品だったそうです。

そして今年8月下旬、駅でその「ミニワンタン」を模したクッションを持った男性を見かけたみるさんは、どこで入手したのか教えてほしいと声を掛けました。クッションはクレーンゲームの景品だったそうで、男性は「私は(景品を)取るのが楽しいので、よかったら」と景品を譲ってくれたそう。

咄嗟のことでちゃんとお礼を伝えられなかったこと、息子さんは一緒にいたものの寝ていて喜ぶ姿を見せられなかったことを後悔していたというみるさん。

藁にも縋る思いでツイッターに一連の出来事をツイートすると、5万リツイート、13.6万いいねと大きく拡散。そして後日、その男性の知人という方からみるさんにメッセージが届き、当時の状況、服装、会話内容などから男性本人と判明しました。男性はSNSをやっていなかったそうですが、男性の知人が「これは君ではないか」と声をかけ、みるさんへの連絡に繋がったそうです。みるさんにお話を伺いました。

SNSで男性と再会「嬉しさで震えました」

ーー連絡を受けたときのお気持ちは。

「まず、『やっとご本人さまに伝えられた…!!!』という気持ちがとてもとても大きかったです。リプに『私です』や、『これ、おれです』などのDMをくださる方々もいらして、でも確認してみるとご本人ではなくて…。ああ、これは無理かな…伝えられないかな…と半ば諦めの気持ちでした。

そんななか、詳細に状況や服装、会話を明記してくださった方がDMをくださって、もう、文章を読みながら嬉しさで震えました。『やっと…やっとご本人に会えた…!(←会えてないんですけどねw)』という気持ちでした」

ーーツイートは大きな反響がありました。

「お陰様で温かいコメントを沢山頂きまして、皆様口を揃えて『ワンタンクッションの方に届け〜!』と…。そのコメントの優しさにも胸を打たれて、このツイート後ずっと心がぽかぽかしております。何もかも、このワンタンクッションの君(←と呼ばせていただいております)のお陰です」

ーー景品をくれた方はどのようなリアクションでしたか。

「2人の男児のパパさんでいらっしゃいました! その後DMでは、男性から『お子様の為に声を掛けるのに勇気が要ったでしょう、私の方が感動しています。こちらが元気をもらいました。生きていく力が増えました』と、とてもとてもお優しい言葉を頂戴いたしました。優しい方はどこまでも優しいんだなと、じーーんといたしました…」

ーー息子さんにはこのことを?

「話してみたんですけど、3歳の息子はまだよく分かっていないようで、最初はキョトンとしておりました。ですが私があまりにも感動している様子を見てようやく分かったのか、『優しいお兄ちゃんみちゅかった?よかたねぇ〜』と、私をハグしてくれました笑」

その後、改めてお礼を

そして後日、「お礼をさせていただけないか」とみるさんが連絡したところ、偶然タイミングが合い、お礼の品を渡せることになったそう。みるさんは、「私の地元のワインと、トリュフポテチ(ワインのつまみにとw)、地元産のお米、無事にお渡しし、めいっぱいお礼を伝えられました!」と、短い時間ながらも無事感謝の気持ちを伝えられたといいます。

すると、男性からも思わぬ贈り物があり、「今度はワンタンポーチのサプライズプレゼントまで頂きまして…」とみるさんは感激したそう。同じ男の子を持つ親同士として話も弾んだといい、みるさんは一連の出来事を振り返り、「あらためて、SNSの力を体感致しました」と語ってくれました。

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