迎えて2週間後、子猫は「猫白血病」と診断された 「大切な家族」「絶対守る」と飼い主さん 

渡辺 陽 渡辺 陽

「うちに迎えてから初めての健康診断に行きました。検査の結果『猫白血病』と診断されました。私が泣きそうになっていたら病院の先生が「前のお家は放ったらかしだったんだね、いいママの所にこれて病気が早くわかったから良かったね」と言ってくれました。うにちゃん一緒に頑張ろう!」というツイートが話題になっています。

猫の名前はうにちゃん。生後4カ月です。飼い主のうにちゃんさん(@Mai44108_tail)に話を聞きました。

ーーうにちゃんの保護の経緯を教えてください。

「前にいた先住猫が亡くなって私が寂しがっていると、ある日知り合いの知り合いが、『子猫を譲ってもいい』と言っていると聞きました。でも、ずっと悩みました。お迎えしてその子が幸せになれるのかな?ほんとにお迎えしていいのかな?と。悩んで悩んで、よし!引き取ろうと家族で決心しました。」

ーーお家に迎えられてからすぐに健診に行かれたのでしょうか。

「うちにお迎えして2週間ほど経った頃、そろそろ健康診断に連れて行ったほうがいいだろうと思って動物病院に行き、検査したところ猫白血病とわかりました。

ーーある程度、そういうこともあるかもと覚悟はされていましたか。

「うにちゃんが猫白血病を持っているかもなんて全く思っていませんでした。ですから病名を聞いた時は泣きそうになりました。病院の先生は野良ちゃんとの子だと、猫エイズや猫白血病の子がとても多いと説明してくれました。そういえば知り合いが『お母さんは家猫だけど、お父さんは野良ちゃんなんだって』と言っていました」

ーー白血病の場合、治療をしなければいけないとか生活上注意すべきことはあるのでしょうか。

「病院の先生は、まだ発症していないから、定期的に薬の投与と免疫力の上がるご飯を食べさせてあげると良いと話してくれました。あと、これはTwitterのフォロワーさんたちが教えてくれたのですが、ストレスを溜めない事、ノンストレスが1番ということでした」

ーー動物健康保険には入れないのでしょうか。

「病気が発覚してしまってからは入れないですね。正直、最初に入っておけば良かったなと思いました。病院の先生に相談したところ、『治療はそんなに高額ではないから、今のところ大丈夫ですよ。と言っていました」

ーー白血病でも、うにちゃんと一緒に生きていきたいと思われましたか

「病院で猫白血病の診断を受けた時は泣きそうになりました。もう、その時はうにちゃんは私たちの大切な家族だったからです。白血病を持っていると分かったうにちゃんを助けなきゃ!と心の中で誓いました。うにちゃんと頑張ろう、絶対守るからねとうにちゃんに話しました」

このツイートを見て人からは、
「優しいお家の子になってよかったですね。頑張ってください」
「以前、地域猫を猫白血病キャリアと分かった上で二匹お迎えしました。残念ながらその子達は発症してしまい亡くなりました。季節の変わり目はいつも体調を崩していました。お外は過酷です」
「素敵なお家にもらわれてうにちゃんは幸せですね。私のにゃんこは健康診断で猫エイズと診断されました。悲しくて診断されてすぐ泣いてしまいましたが陽性=発症ではない事を教えてもらいほんの少しだけ救われました!発症しないようにお互い出来る限り頑張りましょう」
という反響があり、「いいね」は1.1万件を超えました。

うにちゃんはまだ子猫。陰転(陰性になる)する可能性もありますし、キャリアでも発症しないまま生きる子もいます。ずっとのおうちが見つかったことがうにちゃんにとって一番幸せなことではないでしょうか。

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