レトロなバス停のポスターをよく見ると…「柴犬の聖地」の神イベント告知!『柴犬が空港でお出迎え』の主催者に聞いた

はやかわ かな はやかわ かな

「拉致被害者捜索!みたいなポスターかと思ったら『柴犬が空港でお出迎え』だった」とつぶやき、写真家の山下隆博さん(@TKHR84)がTwitterに投稿した写真が話題です。そこに写っていたのは、田舎町にあるレトロな「バス停」の壁面に貼られたポスター……をよく見ると、なんとそれは「柴犬」が空港でお出迎えをしてくれるという、可愛過ぎるイベントの告知でした!「柴犬ポスター」を撮影した、山下隆博さんにお話を聞きました。

島根県益田市は「柴犬の聖地」

「か わ い  い  !」「お出迎えされたいです」「行きたくなる素敵なキャンペーンですね!」と、絶賛のリプライが殺到した『益田 柴犬たちが空港でお出迎え』というイベントは、島根県の『萩・石見空港』にて、毎月2回開催されているもの。実は島根県益田市は、柴犬のルーツと言われる石州犬「石号」の出生地。柴犬の聖地「石号の里」がある町を代表して、『益田柴犬育成会』の可愛い柴犬たちが空港で歓迎してくれるのだそうです。そんな『益田 柴犬たちが空港でお出迎え』イベントについて、主催の「萩・石見空港ターミナルビル(株)」さんにもお話を伺いました。

田舎にありがちなレトロな木造の「バス停」で

ーードラマ『トリック』に登場しそうなレトロなバス停ですね。山下さんは今回、なぜこちらの場所に…?

「数年前から自身のプロジェクトとして、原子力発電施設の計画があった場所を撮影しています。写真のバス停は、島根県益田市高津町の持石海岸にあるのですが、そのプロジェクトの撮影の際に見かけました。地方にありがちな木造の小さなバス停といった感じで、中は掃除がされており、怪しさや怖さのようなものは感じませんでした」

ーー撮影旅行では実際に「拉致被害者捜索」関連のポスター類をご覧になったことが…?

「日本海側のバス停や掲示板には、拉致被害者捜索や、指名手配犯のポスターが掲示されていることが多いんです。なので今回もその類かと思い、近付いて見てみたところ、『柴犬が空港でお出迎え』のポスターだったというわけです」

ーー「俺は猫200匹にお出迎えされたい」とツイートされていましたが、山下さん自身は猫ちゃん派だそうですね。

「プロジェクトの撮影で訪れた佐賀県玄海町、福岡県糸島市、山口県下関市や萩市、阿武郡などでは猫との出会いに大変恵まれ、たくさんの猫と遭遇し、10匹ぐらいとジャレることもできました。いい思い出です」

◇ ◇

山下さんのツイートによると、「空港にはもう少し洗練された(『益田 柴犬たちが空港でお出迎え』の)ポスターが掲示されていました」とのこと。現在も『萩・石見空港』にて、毎月第1&3土曜日に開催されているイベント『益田 柴犬たちが空港でお出迎え』について、主催の「萩・石見空港ターミナルビル(株)」さんにもお話を伺いました。

柴犬たちと触れ合ったり、写真を撮ったり

ーー『益田 柴犬たちが空港でお出迎え』は現在も開催されているのですね。何頭ぐらいの柴犬たちがお出迎えをしてくれるのですか?

「毎月、第1&3土曜日、ANA725便の到着時刻、午前9時40分に合わせて、地元の『益田柴犬育成会』の柴犬、10~15頭が、当ビルの到着側自動ドア付近で到着客の皆さまをお待ちしています」

ーー想像するだけで可愛いですね。柴犬たちのお出迎えに、皆さんどんな様子ですか?

 「多くの到着客の方々が喜んでくださってます。時間の許す限り柴犬たちと触れ合ったり、写真を撮ったりされています。ここのところ様々なメディアからのお問い合わせも増えてきたのですが、実は先日、一般の方から、『海外出身の義理の息子と自分の航空券を予約した』というメールを頂きました。外国人である義理の息子さんが柴犬の大ファンなんだそうです」

◇ ◇

「どうにかこの空港や地域に少しでも人の流れができたら素晴らしいなと思う」とツイートしていた、バス停に貼られていた今回の柴犬ポスターを撮影した写真家の山下さん。さっそくリプ欄には、「柴犬のルーツだったのね石州犬!知らなかったー!柴わんこにお出迎えして欲しさに石見、行こうかな~?」という声も寄せられていました。写真家の山下さんによると、「萩・石見空港横の公園と多田温泉白龍館もおすすめ」とのことです。

■写真家・山下隆博さんのオフィシャルサイト

■『萩・石見空港』オフィシャルサイト

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