「擬態していないときのヨタカってお饅頭みたい、、、あ、ちなみに名前はまんじゅうです」。那須どうぶつ王国(@nakprstaff)のSNSに投稿されたのは、まるでおじいちゃんのような表情の、これは鳥…?
こちらは、オーストラリアガマグチヨタカのまんじゅう。見た目がまんじゅうに似ていたため、この名前になったのだとか。性別が判別しにくい種のため、まんじゅうの性別も不明なのですが、オス・メスどちらにもピッタリくる名前ですね。担当者に状況や生態についてお話を聞きました。
この姿に「おじいちゃんみたい(汗)」「( ̄∇ ̄)<めっさ「森の長老」みを感じるw」「なんか困ってる…? 可愛い~☺️💕」「シワチュウみたいで可愛い」「漂うおじいちゃん感😆😆饅頭持って縁側に座ってて欲しい」「擬態してる時のほっそり姿もいいけど、やぱりこのモフモフの姿が可愛い~」「暑さで溶けたのかと…」「擬態してる時のほっそり姿もいいけど、やぱりこのモフモフの姿が可愛い~」などのコメントが寄せられました。
たまたま、こんな表情に
羽をふわっとさせ、目をつぶっているかのようにみえるまんじゅう。この姿は営業中に担当スタッフが撮影したのだそう。何を思ってこんな表情になったのか、担当スタッフにうかがうと「何も考えていないと思います。目のまわりの羽が目にかかって、目をつぶっているように見えますが、実際は半目くらいの状態です」と、教えてくれました。
ちなみにオーストラリアガマグチヨタカは通常時、みんなこんな表情になるのかというと、「つねにこの表情ではありません」とのこと。ちょうどタイミングよくかわいい表情が撮れたため、Twitterで公開したそうです。
動物園ではめずらしい「擬態」
オーストラリアガマグチヨタカは名前の通り、オーストラリアに生息するヨタカ目オーストラリアガマグチヨタカ科の一種。体長は30~40cmほどで、大きな口とつぶらな瞳、大きく口をあけた様子が、財布の“がま口”に似ているのが特徴です。
羽毛は灰茶色っぽく、木の枝や模様に似た色合い。昆虫や小型爬虫類などを食べ、獲物を待ち伏せして狩りをするために擬態。主に、警戒したり、危険を感じたときに擬態するとあって、「動物園では敵がいないため、危険があまりなく、擬態しているのはめずらしいです」とのこと。
それでも擬態するときは、木の枝に擬態することが多いそうで、くちばしを上に向けて体を細くまっすぐにし、目をつぶって動かなくなるのだとか。「擬態していると、見つけられない来園者の方もいらっしゃいます」と担当スタッフ。木々の間などに隠れると、見分けがつかなくなるため、擬態の名人とも呼ばれているそうです。
那須どうぶつ王国では、熱帯に暮らす動物達の環境を再現した屋内施設「熱帯の森」で、2羽のオーストラリアガマグチヨタカを飼育していますので、ぜひ探してみてくださいね。
「那須どうぶつ王国」
住所:栃木県那須郡那須町大島1042-1
電話:0287-77-1110
公式ホームページ:https://www.nasu-oukoku.com/
Twitter:https://twitter.com/nakprstaff