たこ焼き器をまるっと使用、点火もできる!?…大阪らしすぎる“ご当地ギター”登場「岩谷産業さんの協力がなければ叶わなかった」

あさい あやね あさい あやね

楽器販売を始め、音楽分野の幅広い商品を取り扱う「山野楽器」(社長:山野雅彦)。そんな同社がガスなどのエネルギー企業「岩谷産業」(社長:間島寛)とタッグを組み、大阪ならではのご当地ギターを発表しました。

関西の魅力が詰まったその名は「たこ焼きギター」。おもしろいポイントは、たこ焼き型のギター…ではなく「たこ焼き器」型という点です。本体には65万台を売り上げるガス式たこ焼き器「炎たこⅡ」を使用しており、サイドのつまみを回すとなんとLEDで模した炎が点火!(さすがにたこ焼きは焼けないようです)。

そして「炎たこⅡ」の上には、かなりの開発期間をかけたというこだわりの食品サンプル。ネックや指板などにたこあしをデザインするなど、とことん大阪愛が詰まった同ギターですが、すごいのは「楽器としての性能もすぐれている」という点でしょう。

1台の製作にかなりの手間暇とコストがかかっているらしく、メディア向けにおこなわれた発表会にて「山野楽器」営業戦略統括部・米本さんは、「『岩谷産業』さんにかなり無理を言ってお願いしました、この協力がなければ実現しなかった」とコメント。「音はもちろんですが、笑ってもらって地域活性化に役立ちたい」と話しました。

また発表会には、大阪出身のシンガーソングライター・番匠谷紗衣さんが登場し、「たこ焼きギター」を使ってこの日のためのオリジナルソングを演奏。「弾いてるとお腹が空いてきます! はやくたこ焼き食べたい」と話し、弾き心地については「優しく丸い音がします。けど、ひずむ音色も良くって…ロック感も感じますね」と楽しそうな様子をみせました。

「たこ焼きギター」は、販売の予定は現在ないそう。今後は大阪を盛り上げるためのイベントでの活用を予定しているほか、「Iwatani Outdoor Shop BASE」や「山野楽器 ロックイン難波」店などで展示されるとのこと。気になる人は立ち寄ってみてください。

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