「こりゃひどい!」作業中にアパート敷地内で排便 引っ越し業者が謝罪→従業員本人が現場を清掃

伊藤 大介 伊藤 大介

引っ越し業大手「アート引越センター」の従業員が、引っ越し作業中、アパート敷地内で排便していたことが分かりました。従業員は排泄物をそのまま茂みに捨てている様子が撮影され、Twitterに投稿されました。8月4日、まいどなニュースの取材にアート引越センターは事実関係を認め、「建物にお住いの皆様や多くの皆様に、大変不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。排便を撮影した投稿者と、アート引越センターに取材しました。

「お腹の調子が悪くなり…」その後、本人が清掃

投稿者によると、アート引越センターの従業員が排便をしていたのは前日3日の夕方でした。「うわ最悪。汚い」と感じ、証拠を残すために撮影したといいます。投稿者が撮影した動画には、従業員が排泄物のような物をティッシュ越しにつかみ、そのまま茂みに投げ捨てている様子が映っています。投稿者は「おいアート引越センター、なにアパートの裏でウンコしてんねん。しかもゴミも捨てていきやがった。コンビニ近いんだからコンビニでウンコしろや。ゴミも捨ててくなや自分のウンコくらい持って帰れよウンコマン」(原文ママ)と写真や動画とともに投稿しました。

投稿を目にした人からは「最悪」「お願いしてトイレ借りるとかすれば良いのに」「こりゃひどい!」といったコメントが寄せられました。

投稿者によると、3日のうちにアート引越センターの支店品質管理担当者が投稿者のもとを訪れ、謝罪しました。4日には支店長と千葉県のブロック長と排便した本人が謝罪に訪れ、「すみませんでした」と反省の意を示し、「お腹が痛くなって、トイレを借りるという考えがなかった」と理由を説明したといいます。投稿者は「大変、不愉快でした。二度とこのようなことをしないでいただきたいです」と話しています。

アート引越センターは従業員のトイレの利用について、原則公共施設等を使用するように指導しているといい、「今回のことは当社としても大変遺憾に思っております」としています。用を足した場所については、本人に清掃させ、消毒を行い、「従業員当人に対しても厳重に注意、指導を行いました」。今後については、「再発防止に向けて取り組み、従業員に対して体調の異変に気が付いたら早めに対策するように改めて指導いたします」としています。

◇ ◇

投稿者は謝罪に訪れたアート引越しセンター幹部に対し、「簡易トイレを用意してあげるとか、そういう対策をした方がいいですよ」とトラックに簡易トイレを常備するようアドバイスしたといいます。慣れない場所で引っ越し作業を担う従業員にとって、急な体調不良は起こり得るもの。私有地内での排便行為は論外ですが、今後、従業員の体調急変への対策も考えるべきでしょう。

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