夏休みの宿題を終盤にやる人は少数派!?…今どきの子どもたちは「早く終わらせる」「計画的に進める」が主流

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みなさんが子どものころ、夏休みの宿題はどうしていましたか。総合教育サービス事業の株式会社やる気スイッチグループが実施した「夏休みの宿題・自由研究についての親子アンケート」によると、夏休みの宿題の取り組み方は、「できるだけ早く終わらせる」が最多となりました。また、夏休みの宿題において6割以上の子どもが「自分で頑張る」と回答しているものの、「保護者に手伝ってもらう」と回答した人も約4割という結果だったそうです。

同調査は2022年7月に、同グループの教室に通う未就学児から高校3年生までの生徒と、その保護者569組を対象に実施されました。

はじめに「夏休みの宿題の取り組み方」について聞いたところ、夏休みの宿題を前倒しで「できるだけ早く終わらせる」(35.5%)、「最初にスケジュールを立てて計画的に進める」(27.1%)、「計画は立てず空いた時間で取り組む」(24.1%)と続いた一方で、「終盤(締切の前日/夏休みの最終日)にまとめてやる」と回答した人は7.2%でした。

夏休みの宿題の取り組み方を学齢別で見ると、「できるだけ早く終わらせる」と答えたのは小学2年生が50.9%で最も多く、「最初にスケジュールを立てて計画的に進める」では、小学5、6年生(5年生:35.6%、6年生40.7%)が最も高い結果に。一方、高校生では「空いている時間に取り組む」と回答した人が56.7%にのぼり、小学生は高学年になるほど計画的に宿題をこなすようになり、さらに学齢が上がると空いた時間で取り組む傾向が高まることが窺えたといいます。

続いて「宿題を誰かに手伝ってもらっていますか」と聞いたところ、普段の宿題については85.4%が「自分で頑張る」と回答。また、夏休みの宿題については67.1%が「自分で頑張る」回答しているものの、「保護者に手伝ってもらう」割合が45.5%と、普段の宿題のとき(17.9%)よりも倍以上高い結果となったそうです。これを学齢別にみると、保護者に手伝ってもらう割合が半数以上を占めるのは小学5年生までで、高校3年生になるとわずか11.1%に減少していることがわかりました。

次に、「夏休みの宿題の中で好きなもの」を聞いたところ、「タブレット学習」(49.0%)、「主要教科のドリル・ワーク」(34.8%)、「生活習慣関連(お手伝い・早寝早起き・ラジオ体操など)」(30.4%)と続いた一方で、「苦手な宿題」では「読書・読書感想文」(54.7%)、「自由研究」(35.7%)、「調べ学習」(28.8%)といった回答が続きました。

また、「夏休みの自由研究」については、38.8%の人が「必須の宿題として取り組んだ/取り組む予定」と回答。「任意の宿題だったが取り組んだ/取り組む予定」(13.9%)と合わせると、52.7%の人が「取り組む/取り組んだ」ことがわかったそうです。

これを学齢別で見ると、小学5年生では60.0%が「必須の宿題のため取り組んだ/取り組む予定」と回答した一方で、高校生では2割台となっていました。

最後に、「普段の宿題・夏休みの宿題の量について保護者の希望」を聞いたところ、「量にはこだわらないが、その日/1学期の復習をしっかりできるようにしてほしい」(普段の宿題:63.3%・夏休みの宿題:57.6%)という要望が多いことがわかりました。

また、夏休みの宿題については、「勉強時間を確保するため、多めに出してほしい」(12.8%)、「遊びばかりにならないよう、多めに出してほしい」(9.7%)など、量を増やすことを望む保護者は「塾や習い事との両立のため、少なくしてほしい」(9.1%)、「子どもに取り組ませるのが大変なため、少なくしてほしい」(5.6%)と考えている保護者よりも多いことがわかったそうです。

なお、自由回答では、「普段出来ない時間を掛けて取り組む課題や、苦手教科の復習が出来るようにあまり多くない方が良い」(小学3年生の保護者)、「個々に身につく学習方法が違うため、ある程度やり方や量など任せてあげてほしい」(小学5年生の保護者)など、苦手を克服し一人ひとりの個性に合った方法で学力を伸ばす宿題を望む声もあったといいます。

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