息子が作った夏休みの工作「猫のおもちゃ」を完無視、固まる猫に爆笑 「よく出来た猫のぬいぐるみですね」

はやかわ かな はやかわ かな

「夏休みの科学工夫工作 息子がモーターで動く猫のおもちゃを作ったぞ!!!まめたろ!猫の!!おもちゃだって!!!遊んで!!!せめて見て」とつぶやき、ツイッターに動画を投稿した、まめたろさん(@kuromametaro620)。

そこに映っていたのは、くるくるとリボンが回る「猫のおもちゃ」の前で、おもちゃを一瞥もせずにフリーズする猫ちゃんの姿! おもちゃは小学生の息子さんの夏休みの工作だそうです。

何とも言えない顔でカメラを凝視し続ける猫ちゃんの姿に、「猫の方が故障したのかな」「せめて見て!で吹いた」と、国内外から爆笑のリプライが殺到しました。

「顔www」
「ぜんぜん見ない!」
「私にどうしろと?」
「虚しく廻り続けるおもちゃ」
「違うところに目が釘付け」
「よく出来た猫のぬいぐるみですね」
「1パンチだけでも…笑笑」
猫「企画書と全然違うんだけど……?」
「息子さんドンマイ‼︎」

くるくる回る「猫のおもちゃ」を前にフリーズしていたのは、5歳になるオスの保護猫、まめたろくん。生後間もない頃、交通事故で大怪我をしていたところを飼い主さんに保護された、のんびりやさんの猫ちゃんです。

事故の後、左前足を失ったまめたろくんですが、「まめたろは前脚が片方しかありませんが、わりとなんでもできます」とツイートしていた飼い主さん。実際、片足と顔を使って上手にドアを開けたり、ねこじゃらしで元気に遊ぶ姿もツイッターに投稿されています。

普段は「猫じゃらし」のようなおもちゃが大好きなはずのまめたろくん。まめたろくんと兄弟のように育った息子さん渾身の工作「猫のおもちゃ」を前に、なぜ「無」の表情だったのか? 飼い主さんにお話を伺いました。

ーー今回の動画を撮影されたのはどんなタイミングだったのですか?

「工作が完成した直後に撮影しました。動かす前は少し匂いを嗅いで、興味がありそうにしていましたが、スイッチをオンにしたらすぐこの顔になりました。なんでこっち見るの!?おもちゃ見て!!って思いました」

ーーということは、まめたろくんの視線の先にあるのは…?

「なぜか撮影をしている私をガン見です」

ーー撮影時、息子さんも現場に?

「もちろん息子もいました。”えっ!遊ばない!?なんで無なの!!”と笑っていました」

ーーおもちゃは夏休みの工作だとか。力作ですね!

「うまく動かず試行錯誤していたようで、2日かかっていました。おもちゃの名称は『ねこじゃれマシン』だそうです。じゃれませんでしたが(笑)」

ーー息子さんが『ねこじゃれマシン』を作ろうと思われたのは?

「夏休みの宿題の工作は、電池やゴムなどの理科で習う動力を使ったもの、という課題でした。息子は習ったばかりの電池+モーターで何かを作りたかったそうです。たまたま参考に借りてきた本に猫のおもちゃが載っていて、猫もいることだし、これにしよう!と軽く決めたみたいです。まめたろは息子を下に見ていて、息子と遊んでくれないので、まめたろと遊びたいという気持ちもあったのかなと思います」

ーーまめたろくんの中では、飼い主さんご夫妻>自分>息子さん、なんですね(笑)。

「息子もまめたろも、お互いに自分が兄だと思っているようです。なので、まめたろは家族(夫、私、息子)の中で唯一息子にだけ、”シャー‼︎”ってします(笑)」

ーーなんと(笑)。息子さんとまめたろくんの仲良さそうな写真も投稿されていますが…。

「それなりにお互い仲良くしたい時もあるみたいで、息子が発熱するとまめたろがくっついていたり、たまに息子がまめたろを抱っこしたりしています。仲良さそうな写真はどれもレアなので、くっついてるとすかさずスマホを構えてます(笑)」

ーーまめたろくんはご家族にとってどんな存在?

「まめたろは表情や動きが面白いので、いるだけで癒やされてます。マスコットというか、ゆるキャラのようなほっこりする存在です」

ーー「(息子は)改良を加え、遊んでくれるようにがんばるそうです!」とツイートされていましたね。気になる『ねこじゃれマシン』のその後は?

「先端をシャカシャカの素材にする、回るパーツが巻きつかないように短めにする、などを考えているようです」

 ◇ ◇

ご家族に笑いと癒しをくれる大切な存在、まめたろくん。まめたろくんは今から5年前、事故にあってうずくまっていたところを飼い主さんに保護されました。

「私が仕事中、車で移動してる時に、道路に座るようにうずくまる子猫が見えました。このままだと轢かれてしまうので、端に逃がそうと近づくと、すでに轢かれていたのか、口から血を垂らしてふらふらしながら、私をシャー!と威嚇しました。左前足はぶらぶらしていてうまく歩けず、でもどうして歩けないのかわからない。それでも前足を引きずりながらヨタヨタ逃げていくので、とにかく助けなければ!と思い、必死で抱き上げて車に乗せました。

左前足は神経が切れていました。顎も手術をして、左下の歯がほとんどありませんが、特に影響を感じず、すくすく元気に大きくなりました」(まめたろくんの飼い主さん)

保護当時を振り返り、「車にはねられてわけがわからなくて怖かっただろうに、シャーシャー威嚇しながらも保護させてくれてありがとね。手術も乗り越えすくすく元気に育ってくれてありがとね。おかげで今、毎日楽しい」と、ツイートされていた飼い主さん。

息子さん渾身の工作を前に、予想外の面白い反応を見せてくれた、まめたろくん。まずはこの夏、まめたろくんがじゃれてくれる改良版『ねこじゃれマシン』の完成を目指す息子さんの奮闘を、心から応援しています!

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