薬剤師が気づいた医師の処方ミス 「薬のプロ」のエピソードが話題 「薬の種類や容量が変わったら必ず確認ありました」と証言続々

中将 タカノリ 中将 タカノリ

薬剤師という職業の大切さがよくわかるエピソードがSNS上で大きな注目を集めている。

「薬局さ、子ども小さい時に先生が処方薬間違ってて、薬剤師さんが『今日はどのような症状で?いつから?』とか聞いてくれたので発覚して、その場で薬剤師さんが医院に問い合わせしてくれて処方し直し、事なきを得たことがあるので、それ以来積極的に答えてる。」

と件のエピソードを紹介したのはパート主婦のシューフさん(@shuerff)。

薬剤師の機転により、すんでのところでふせがれた誤処方。シューフさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「わー!!!そういう事なんだ!?『何で病院で聞かれてここでも同じ事聞かれるの?』と思ってたよ!!!」
「実父の心臓病の処方箋を薬局に出したら『前回より1種類減ってます。心臓病では絶対必要な薬ですが?』と言われて急いで病院に問合わせたら主治医のミスでした。気づいてくれた薬剤師さんに本当に感謝しました。とても気遣いある薬剤師さんで薬の種類や容量が変わったら必ず確認ありました」
「友人の薬剤師が言っていたのですが、医者はあくまで医療のプロであって、薬のプロではないので、薬に関しては薬剤師を信用してほしいとのことです。日々新しい薬が出る中、医者が専門外のことまで把握し切るのは無茶ですね。」
など数々の驚きの声が寄せられている。

シューフさんにお話をうかがってみた。

ーー薬剤師の方が誤処方に気付かれた際のご感想をあらためてお聞かせください。

シューフ:そもそもお医者さまが処方を間違うことがあるというのが予想外だったので、とても驚きました。わりと強めのお薬を子どもに一週間飲ませてしまうところだったとわかり、少し怖かったです。見つけていただいてとても感謝しました。

ーー近年、一部では薬剤師不要論や薬剤師が増えすぎているとささやかれているようです。シューフさまのご意見をお聞かせください。

シューフ:薬剤師が多すぎるという印象は私は持っていないです。薬局や病院やドラッグストアなど、必要な場所にいてもらえるのは安心感がありますし、ドラッグストアなどはわりと年配の薬剤師さんもいらして、定年後の方たちの働く受け皿としていいんじゃないかなと思ったりします。

ーーこれまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。

シューフ:様々な意見があって、読んでいて楽しいなと感じます。自分とは違う意見も興味深いです。

◇ ◇

医師の処方をチェックして間違いを防ぐために日々、働いている薬剤師。医師に話したことを再び質問されたり待たされたりするのは面倒だという人もいるかもしれないが、彼らの役割を理解すればきっと思いが変わるに違いない。

シューフさん関連情報

Twitterアカウント:https://twitter.com/shuerff

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