企業の採用ホームページ好感度ランキング 2位「三井住友銀行」「NTTデータ」「楽天グループ」を超えた1位は?

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コロナ禍により就職活動のオンライン化はすっかり定着し、中でも企業の「採用ホームページ」は企業研究の主要なツールとして、その役割は重要性を増しているといいます。株式会社ディスコが、このほど発表した「採用ホームページ好感度ランキング」によると、第1位には「ニトリ」が選ばれました。また、企業の採用ホームページの閲覧度合については、約7割の学生が「かなり目を通した」と回答したそうです。

全国の大学4年生1058人(文系655人・理系403人)を対象に「採用ホームページに関する調査」として2022年6月に実施された調査です。なお、ランキングについては、就職活動中に閲覧したものの中から好印象だった採用ホームページを尋ね、10人以上が社名を挙げた企業を上位28社までランキング形式で集計、まとめたといいます。

「採用ホームページ好感度ランキング」の1位は「ニトリ」(22票)でした。次いで、同率2位に「三井住友銀行」「NTTデータ」「楽天グループ」(いずれも18票)、同率5位に「アクセンチュア」「Sky」(いずれも17票)と続きました。

上位には、学生にとって知名度の高い人気企業が名を連ねているものの、全体的に票は分散していたといいます。なお、良い印象を持った理由については、以下のようなコメントが寄せられたそうです。

【第1位:ニトリ】
▽とにかく豊富な情報量で、ニトリの理念やキャリアへの向き合い方などを一から説明していることが印象的(文系男子)
▽会社の理念や仕事などがわかりやすく見やすい(文系女子)
▽仕事や社員が魅力的にアピールされており、情報量と見やすさが両立されていたと感じる(理系女子)
▽細かいところまで情報が記載されており、SDGs関連についても豊富に取り組み事例が記載されていた(文系男子)
▽サイトのデザインがかわいらしく、親しみを持ちやすかった(文系女子)
▽情報が豊富。関連会社も一度に調べられる(理系男子)

【同率第2位:三井住友銀行】
▽メッセージ性が強く、登場する社員が多かった。そのため銀行の業務の多様性が伝わった(文系女子)
▽動画が充実していた(文系男子)
▽ホームページの見やすさとデザイン性が両立されていた(文系男子)
▽社員紹介が充実していてコンテンツとして面白かった(文系男子)
▽最先端なビジネスをやっていることがデザインから伝わってきた(文系男子)
▽とにかくグラフィックがよく分かりやすかった(文系男子)

【同率第2位:NTTデータ】
▽採用メッセージが入ってきやすいレイアウトが印象的(文系男子)
▽情報が過不足なく記されていた(理系男子)
▽スタイリッシュな感じがかっこいい(理系女子)
▽情報量が多く業界研究・企業研究の両方に役立った(文系女子)
▽職種ごとの業務フローがわかりやすかった(理系女子)
▽ホームページを見ると、まず業界について紹介するページがあり、また、NTTデータについて、図や数字などでわかりやすいように紹介されていた(理系女子)

【同率第2位:楽天グループ】
▽非常に見やすく華やかに構成されており、社員インタビューの量が非常に多い(文系男子)
▽さまざまな内容が盛り込まれていて、インターンシップ応募の際に参考にできた(文系女子)
▽楽天イノベーションというところに、行っていることなど、簡単にカテゴリーから選べたりするところ(文系女子)
▽知りたい情報がすべて記載してあった。オフィスの充実度や福利厚生など(文系女子)
▽どこを見ればインターンや本選考の情報が知れるのか、わかりやすかった(理系男子)
▽事業内容がわかりやすい(文系女子)

就職活動中に「企業の採用ホームページをどの程度閲覧しましたか」と聞いたところ、69.7%が「かなり目を通した」と回答し、大半の学生が高い頻度で閲覧していたことが窺えたそうです。

また、「企業のコーポレートサイト」についても「かなり目を通した」(58.5%)と「目を通した」(36.8%)を合わせて95.3%の学生がコーポレートサイトも併せて活用していることが読み取れたといいます。なお、この3カ年で見ると、採用ホームページ、コーポレートサイトいずれも閲覧度合が高まっており、重要性がさらに増していることが窺えたそうです。

続いて、就職活動のフェーズ別に「採用ホームページでよく閲覧したコンテンツ」を見ると、インターンシップへの応募・参加時では、「事業内容、実績」(65.4%)、「企業理念、トップメッセージ」(48.9%)、「会社概要(資本金・支社・グループ企業・沿革・歴史など)」(47.1%)、「インターンシップ情報(プログラム内容・日程・事前選考など)」(45.4%)と続きました。

また、エントリーや本選考応募を判断する時では、「事業内容、実績」(71.8%)、「待遇、福利厚生、ワークライフバランス」(67.6%)と続く結果に。さらに、エントリーシート作成時や面接前では、「企業理念、トップメッセージ」(75.7%)、「事業内容、実績」(69.4%)、「会社概要(資本金・支社・グループ企業・沿革・歴史など)」(58.4%)に加え、「採用コンセプト、求める人物像」(54.1%)も半数を超えていたといいます。

内定を承諾するかどうかを判断する際には、「待遇、福利厚生、ワークライフバランス」(70.1%)が突出しており、最終決断にあたり、入社後の働き方や条件面などを改めて確認する学生が多いことが窺えたそうです。

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