服をくれたと思ったら…段ボール6箱「フリマアプリで売っといて」!? 子どもも突然預けられ…身勝手なママ友にほとほと困惑

長岡 杏果 長岡 杏果

「親しき中にも礼儀あり」という言葉があるように、どんなに仲がいい友達関係でも、ある程度節度をもって接するべきですよね。ところが、ママ友と呼ばれる人たちの中には時に驚くような“ずうずうしい人”もいて、振り回されてしまうこともあります。Sさん(30代・2児のママ)もそんなママ友に困惑した1人です。

Sさんは、とても温厚で、人になにかを頼まれたら断れないという優しい性格です。しかしある日、Sさんは筆者にこんな相談をしてきました。

「ママ友のMさんから過度な頼みごとをされてとても困っているの。どうすれば相手を傷つけずに距離をとれるかな?」

SさんとMさんの間にいったい何があったのでしょうか。

フリマアプリで売っといてほしいの

ある日、Mさんから「いらない子ども服があるから、もらってほしい」とうれしい申し出があったそうです。Sさんは「いいの?助かる!ありがとう!」と心からお礼を言いました。

数日後、急に「今から子ども服を持って行くから」とMさんから連絡がありました。Sさんの自宅に着いたMさんは次から次へと段ボールを運び入れ、なんとその数は合計6箱。中身を確認すると、不要になった子ども服だけでなく、おもちゃや大人の服なども混じっていました。

想像していなかった量にSさんも驚いてしまい、「こんなにたくさんもらえないよ!」と言うと、Mさんは「違う違う!Sさんフリマアプリやってるでしょ?私、ネット販売とか苦手だから、フリマアプリで売っといてほしいの!」と言ってきたそうです。

耳を疑うようなお願いにSさんがあぜんとしていると、Mさんは「欲しい物があればもらってくれていいから!残りはフリマアプリで売っといて~!本当に助かる~!ありがとう!」と言うだけ言って帰ってしまったそうです。

あまりにも身勝手すぎるMさんに困惑したSさんでしたが、断るタイミングを逃してしまったこともあり、引き受けることにしたそうです。ただ、Mさんの要求は、育児をしながら仕事をしているSさんにとって、とても負担の大きい頼みごとだったそうです。

もう家の前にいるよ!子どもを預かって

また、ある日の休日のことです。Mさんから突然「今から子どもとSさん家に行ってもいい~?」と連絡がありました、

フリマの一件でMさんのことを警戒しているSさんは「今日は予定があるから…」と断りのメッセージを打ちましたが、送信する間もなくMさんからは「もう家の前にいるよ!」とメッセージが。

Sさんが渋々ながら家へ上げると、Mさんからは「今から犬を病院に連れて行くんだけど、待ち時間長いと子どもが退屈するから、子ども預かってほしいの!」と衝撃のお願いが。そして、驚くSさんの予定も聞かず、「じゃあ、よろしくね~」と子どもを置いて行ってしまったそうです。

その後、あらためてMさんからメールが届き、内容を確認すると「うちの子、お昼ご飯まだだから、なにか適当に食べさせといて~」と、どこまでもずうずうしいお願いが書いてあったそうです。

   ◇   ◇

これ以外にも、Mさんの身勝手な頼みごとは続き、ほとほと困り果てていたSさん。「こういった問題はとにかくはっきり断るしかないよ」と筆者はアドバイスをしました。

断ったら…逆上されて

その後、またいつものように身勝手な頼みごとをしてきたMさん。Sさんは思い切って「もう頼みごとを聞いてあげられないんだ。ごめんね」と伝えてみたそうです。

すると、「子ども服をあげたり、よくしてあげてるのに、恩知らずな人だね!」と、手のひらを返したように逆上してきたそうです。

その後、しばらく嫌味な内容のメールが届いたそうですが、それ以来「頼みごと」をされることはなくなったとのことです。

Sさんも今回の一件を振り返って、誰かの役に立つのはとてもいいことだけれど、度が過ぎるずうずうしいママ友の頼みごとは「エスカレートする前にはっきりと断ったほうがいい」ということを、身を持って学んだと話していました。

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