高校生のお小遣い、月平均金額は「5582円」 4割は不満足…しかし「もらえるだけで幸せ」「値上げ交渉は両親に申し訳ない」

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高校生になると、友だち付き合いが増え、飲食や遊びや友人へのプレゼントなどでお金を使う機会も多くなってきます。今の高校生は毎月いくらお小遣いをもらっているのでしょうか。全国の高校生のお小遣いをもらっている男女1000人(男子273人、女子727人)に聞いたところ、ひと月のお小遣い平均金額は「5582円」でした。また、6割を超える人がお小遣い金額に満足していることが分かったそうです。

株式会社リクルートが提供する進路情報メディア「スタディサプリ進路」が2022年5月に実施した調査です。

学年別にもらっているお小遣いの月額平均を調査したところ、高校1年生は5013円、高校2年生は5518円、高校3年生は5759円で、全学年平均は5582円という結果に。高校3年間で平均金額が14.9%上がっていることが分かったそうです。

お小遣いのもらい方について聞いたところ、64.9%の人が「ひと月に決まった定額をもらう」と答えました。「必要な時に都度もらう」人は36.6%、「お手伝いや成績と引き換えにもらう」人は9.1%でした。

今のお小遣いに満足しているか聞いたところ、62.9%の人が「満足」と答え、「不満足」と答えた人は37.1%でした。

また、お小遣いの金額が上がるタイミングを聞いたところ、「入学時(中学から高校に上がる時など)」と答えた人が41.4%と最も多くなりました。次いで「進級時(高1から高2になった時など)」が39.1%となり、以降、「勉強で成果を出した時(14.2%)」、「金額交渉をした時(11.9%)」、「誕生日(10.5%)」という結果に。

お小遣いに「不満足」の高校生も、値上げ交渉をしていない人は約6割いたそうです。以下のようなコメントが寄せられました。
▽「お小遣いをもらえるだけで幸せなことだし、わざわざ交渉をするのも両親に申し訳ない」(高2/女子)
▽「お小遣いをもらえているだけで感謝しているから」(高3/男子)
▽「両親も頑張って働いてくれているので申し訳なくて言えない」(高2/女子)

   ◇   

調査を行なった同社は、「最近ではSNSや動画サービスの進化で、オンラインのエンタメが充実しており、お金を使わなくても楽しめることも増えました。お小遣いの金額に不満足と言いつつも値上げ交渉をしない背景の一つには、こういった今の高校生ならではの楽しさによる充実感もあるのかもしれません」と分析しています。

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