サバ読みもミセスも誰でもOK 競うは「泣き顔」だけ! 銚子電鉄×涙活がミスコンを開催へ

広畑 千春 広畑 千春

 近年ルッキズムやジェンダーの観点から批判も相次いでいるミスコン。そのミスコンに、万年赤字に苦しみ、もはや食品会社として紹介されてしまった千葉県の銚子電鉄が乗り出した。競ってもらうのは「泣き顔」でその名も「ミス・ティアーズ」。ちなみに「年齢のサバ読みもミセスも、どんな人でもアリ」だという。

 コラボした、泣いて心のデトックスを図る「涙活」のプロデューサーで銚子電鉄の看板商品「まずい棒」発案者でもある寺井広樹さんによると、銚子電鉄の創業99年と涙活9年に合わせた企画。「泣」の音読みの「キュウ」にこじつけ、7月(な)9日(く)の「泣く日」に最終審査を開催するという。

 とにかく「9」にこだわり、現在9人のファイナリストを募集中。応募資格は「39歳まで」だが、銚子電鉄では銚子名産の鯖にちなみ、鯖をデザインしたヘッドマークを掲げた「サバヨミ号」を運行していることもあり、「サバ読みもいろいろありにしましょう!!」と同電鉄の竹本勝紀社長。

 最終審査は、銚子市の飯沼観音で行い、9人のファイナリストが自ら泣ける話を披露して涙を流す。審査員は、寺井さんや竹本社長、グラビア写真家の山岸伸さん、飯沼観音と圓福寺の平幡照正住職ら9人。誰しも泣くとメークは落ちるわ、鼻水は出るわ、頑張って取り繕っても素が出てしまう場面だけに、審査にあたっては「涙は内面を映す鏡。いわゆる“外見の美しさ”だけではない魅力がカギになる」(寺井さん)という。当日銚子電鉄の商品3900円以上を購入した人も投票権をもらえ、合計得点で選考する。

 グランプリ(1人)には「銚電感涙大使」の称号を授与。ファイナリストには、山岸さんが銚子電鉄の電車や駅舎内などで泣き顔を撮影した「泣き写真集」に登場してもらうほか、まずい棒第10弾「めんたい味」1年分プレゼント(9人)▽銚子を舞台にした映画「散歩屋ケンちゃん」(主演:いしだ壱成、監督:寺井広樹)にて泣き顔出演(1人)▽「赤の他人の証明写真」ガチャに登場できる権利 (1人)▽銚子電鉄制作のYoutubeドラマに出演 (1人)―との特典がある。

 応募は、6月19日まで。涙活事務局にプロフィールと写真を送る。1次審査は6月24日に結果発表。

 詳細は涙活事務局「ミス・ティアーズ」サイト→https://ruikatsu.com/misstears/
 応募アドレス info@ruikatsu.com

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