「襖絵から出てきた猫みたいになってる」というつぶやきと共に、なつめ(@sauntm)さんがツイッターに投稿した写真が話題です。そこに写っていたのは、襖絵とそっくりな色合いの薄三毛猫ちゃんが、襖絵のなかから飛び出してきたみたいになった姿!一休さんの有名なとんち話『屏風(びょうぶ)の虎退治』を「猫」で再現したかのような写真について、投稿者のなつめさんにお話を聞きました。
まず襖絵から「猫」を出して!
「まず襖絵から猫を出してください、と言った結果」「一休さんが喜んで捕まえそう」「虎は屏風から出たら猫になるのが定めなんです」と、とんちの効いたリプライが殺到した猫ちゃんは、5歳になるもと保護猫の女の子、ねねちゃん。飼い主のなつめさんは、それまで住んでいた東京から富山県に移住。移住先での新居となったのが、風情ある襖絵のある古民家でした。襖絵の色合いとしっくり馴染んでいた薄三毛猫、ねねちゃんとの富山での暮らしについて、なつめさんに伺いました。
猫と自然豊かな地で、心穏やかに暮らす
ーーねねちゃんのパステル調の三毛色、趣ある襖絵としっくり馴染んでいますね。ねねちゃんは撮影時、襖絵の前で何をしていたのですか?
「何をしていたのかは不明です。襖絵の前をうろうろと歩いている様子を見て美しいなと感じたので、撮影しました。綺麗に撮れたのでシェアしようと思い、ツイッターに投稿しました」
ーー現在、富山の古民家にお住まいとのこと。広くて趣があって、素敵なお家ですね。
「移住相談員の方に景観の良い地域を車で案内してもらっていたときに、『こういったところで暮らせたらいいな~』とぼやいたところ、『あそこの家、もう少しで人が出ていくから空くよ』と教えてもらったところが今の家です。即決でした」
ーー富山に移住されたきっかけは…?
「コロナ禍を機に、自分にとっての幸せとは何だろうと真剣に考えたとき、『猫と自然豊かな地で心穏やかに暮らすこと』だと思い、移住を決断しました。現在住んでいる富山県朝日町は、綺麗な海と山があり、魚介が美味しく、人が温かい、とても素敵な町です」
ーーねねちゃんも新居にすぐに馴染んでくれたのでしょうか?
「引っ越してきた初日から、畳の上で腹を見せて寝転んでおり、とても馴染んでいます。和室が7部屋もある広い家なので、よく動き回るようになったと思います。床の間の置物の隣によくいるので、おそらくそこがお気に入りの場所なんだと思います。最近、帰宅すると玄関でお出迎えをしてくれるようになりました」
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『猫と自然豊かな地で、心穏やかに暮らすこと』を実現した、なつめさん。現在、町役場で情報発信のお仕事をされているそうです。なつめさんのSNSでは、ねねちゃんの穏やかな様子はもちろん、富山県朝日町の美しい景色やいろんな情報が楽しめます。