2022年上半期ベストセラー1位に『人は話し方が9割』 去年の年間ランキングでも1位だったロングセラー

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みなさんは普段はどんな本を読んでいますか。日本出版販売株式会社がこのほど発表した「2022年 上半期ベストセラー」によると、総合1位には『人は話し方が9割』が選ばれたそうです。同ランキングは2021年11月~2022年5月の期間に、約3000軒の書店のPOS販売データを基に、全国の書店での販売状況を総合的に勘案して作成されたといいます。

【総合ランキング】

『人は話し方が9割』が前回に続き第1位でした。2021年上半期ベストセラー第4位、2021年年間ベストセラー第1位と、ロングセラーとなっているそうです。第3位には『ジェイソン流お金の増やし方』、第9位は『本当の自由を手に入れる お金の大学』。ビジネス書の購買層は通常男性メインですが、本ランキングにランクインした作品は、女性の読者をうまく取り込んでいることが売上増大に貢献しているといいます。

第6位には幻の”予言漫画”復刻!と話題になった『私が見た未来 完全版』がランクイン。いつ何が起こるか分からない未来への不安の表れか、注目が集まったそうです。

第10位は2022年1月に公開された映画「真夜中乙女戦争」の原作者でもあるTwitter発ポエム作家Fの『20代で得た知見』。20代のみならず、世代を超え幅広く支持されているといいます。

第12位『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』、第15位『ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない!』と、語学関連本が20位以内に2冊ランクインしているのが特徴的。グローバル社会に求められる英語に関心が高まっていることが伺えたそうです。

2022年本屋大賞受賞作の『同志少女よ、敵を撃て』が第2位、変わらず高い人気を誇る東野圭吾の『マスカレード・ゲーム』が第17位、直木賞受賞作の『黒牢城』が第20位となり、小説人気も再燃しているといいます。

   ◇  ◇

そのほか、各ジャンルの1位は以下の通りとなりました。

【単行本フィクション】
第1位:『同志少女よ、敵を撃て』

【単行本実用】
第1位:『リュウジ式至高のレシピ』

【単行本ビジネス】
第1位:『人は話し方が9割』

【新書フィクション】
第1位:『劇場版 呪術廻戦 0 ノベライズ』

【新書ノンフィクション】
第1位:『70歳が老化の分かれ道』

【文庫】
第1位:『三千円の使いかた』

【児童書】
第1位:『898ぴきせいぞろい!ポケモン大図鑑(上・下)』

【写真集】
第1位:『コムドット写真集 TRACE』

【コミック】
第1位:『呪術廻戦(18)』

   ◇  ◇

調査を行った同社は、「新型コロナウイルス感染症拡大の収束が見えないことに加え、国際情勢にも変化が見られるなど、不安定な状況が続いている。そういった中で、人々が生活や生き方を振り返り見つめ直す機会が増え、それぞれの心の内にある興味・関心、そして不満や課題をより具体的に自己認識したのではないか」と推測。「その結果として、今回のランキングでは、人との『コミュニケーション』、生活を支える『お金』、グローバル社会に求められる『英語』など、人々がこれからの生活に必要としている知識や課題解決のヒントが得られる作品が多くランクインした」と述べています。

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