赤ちゃんドラマデビュー!出演へ登録制始めた東映京都撮影所「人気俳優と共演できるかも」0~2歳児募集中

京都新聞社 京都新聞社

 テレビドラマや映画で時折見かけるかわいい「赤ちゃん」。京都・太秦の東映京都撮影所(京都市右京区)では今春、出演を希望する赤ちゃんを登録制にする試みを始めた。既に京都府内外から10人が集まり、刑事ドラマでデビューした赤ちゃんも2人いるという。

 撮影には、生まれて間もなかったり、ハイハイを始めたばかりだったり、作品や場面設定によって、いろんな月齢の赤ちゃんが必要になる。従来はスタッフのつてを頼ったり、芸能事務所から紹介を受けたりして対応してきた。

 東映京都撮影所では、0~2歳児を対象に、保護者の希望を受けて登録された赤ちゃんの生年月日や写真などのプロフィルを管理。撮影の条件に合う赤ちゃんを、すぐに探し出せる体制を作ることにした。

 登録には1万円が必要となるが、出演者をマネジメントする東映京都の進藤盛延・俳優部長(62)は「わが子を出演させたいと思う親御さんは多く、他府県からも申し込みが来ている。撮影は日帰りが大半。赤ちゃんのことを考えれば、近くから来ていただけるような地元の方は有り難い」と話す。出演できれば基本的にギャラも支払われるという。

 撮影所にある俳優養成所には、既に登録した赤ちゃんの名札がずらりと並ぶ。赤ちゃんなので研修などは特になく、月齢などの条件が合えば、出演がかなうという。

 東映京都では「大岡越前」などの時代劇、「遺留捜査」などの刑事ドラマ、映画も撮影している。「どれだけ出番があるかは正直分からないが、運が良ければ人気俳優と共演できるかも」としている。詳細は事務局075(862)5053へ。

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