へその緒がついたままの子猫たち
きなこちゃん(5歳・メス)は、へその緒がついた状態で、公園の草むらで発見された。兄弟は6匹いたが、2匹は既に亡くなっていたという。
たまたま犬の散歩をしていた人が見つけて生き残っていた4匹を保護。世話をしている様子をインスタグラムに投稿した。
和歌山県に住むきょうこさんは、子供たちが手を離れて時間に余裕ができたが、少し寂しさも感じていた。そんな時、子猫たちの写真を見て、「うちに迎えたい」と伝えたそうだ。
子猫たちの保護主は、働きながら子猫たちの世話をしていたので、まだ目が開いていない2匹の子猫は、保護猫カフェで預かってもらっていた。そのうちの1匹がきなこちゃんだった。きょうこさんは家族と一緒にきなこちゃんに会いに行った。
猫カフェで猫風邪に
猫カフェには他にもたくさんの子猫がいて、ケージは猫で溢れていた。きなこちゃんたち2匹には目やにがびっしりついていて、目も開けられない状態だったという。
「子猫にはよくあるこだと説明されて、猫を飼ったことのない私は、『そうなんだ、早く治るといいね』くらいに思っていました。でも、その時の写真を最初に保護してくれた知人に送ったところ、いい状態ではない、すぐに戻してもらうということになり、きなこたちは再び知人のところに戻ったのです」
その後は元気になり、兄弟4匹一緒に育ててもらい、離乳が終わった頃に迎えに行き、家族になったという。
毎朝、可愛くてキュン!
きょうこさんは、きなこちゃんと暮らすようになって5年になる。
「もうきなこが居なかった時の生活が考えられないくらい、我が家の大事な家族です。朝、目が覚めると、ハラヘッタヨーと言いたげなきなこが私の顔をのぞき込んでいて、毎朝キュンとなる親バカです」
毎朝の朝ごはんをインスタに投稿するのがきょうこさんの日課だが、必ずきなこちゃんも登場するそうだ。
昨年、きょうこさんは、2匹目になる茶トラの女の子を迎えた。とてもパワフルな子で、きなこちゃんがまったりしていると襲撃する。きなこちゃんは、自分のペースを乱す妹分にうんざりしているようだが、絶対に攻撃せず、耐えているという。