大阪・南堀江で映える、お花のようなフルーツサンドが人気 北新地で密かに人気だっただけのことはある

八木 純子 八木 純子

 おしゃれな街として知られる大阪・南堀江にこの3月末、オープンしたフルーツサンド専門店「夢Cafe」。早くも口コミで「可愛い」とか「アートぽい」と話題を呼び、売り切れることしばしば。なかでも注目度大なのがオーダーのフルーツサンドタワー。早速、訪れてみた。

こだわりのフルーツサンド専門店が大阪・南堀江にお目見え

 かつては材木屋が並ぶ街だったという大阪市西区の堀江界隈。今やおしゃれな街として注目を集める。その南堀江の一角にこの3月26日、オープンしたのがフルーツサンド専門のテイクアウト店「夢Cafe」だ。

 経営者の中西英里佳さんによると、これまではオーダーのみで大阪・北新地などに配達していたが、口コミで評判となり、実店舗を出すことになったという。

 人気の秘訣は、フルーツサンドへのこだわりだ。中西さん自身、実は「生クリームが苦手」だったそう。そんな自分でも食べられるフルーツサンドを目指したといい、そこでまずフルーツサンドに欠かせない生クリームについて研究を重ねた。

 「こってり重すぎるものは私自身がダメで、同じように『ちょっと苦手』という声が意外に少なくありませんでした。パンに合う、苦手な人でも食べられる生クリームにするために、動物性と植物性の絶妙にいいバランスになるように工夫しています」

 そのため、同店のパティシエ考案のフルーツサンド用生クリームについては「何個食べても飽きない」というお客様の声が少なくない。

 サンドイッチに欠かせない食パンにもこだわっている。「塩麹を使用したフワッ、モチッとした食感に保存料添加物不使用の食パンを使用しています」と中西さん。そして、メインのフルーツは「農家さんが厳選した旬の果物を使っています」とのことだった。

見た目のワクワク感も重視して、インスタ映えばっちり!

 材料類にこだわっているだけではなく、見た目も重視している。

 「楽しく食べていただきたいので、見た目にも食欲をそそるおいしそうなフルーツサンドを目指しました」

 店頭には長方形の大きめのフルーツサンドと、少しこぶりのキューブ型のフルーツサンドの2タイプが並んでいる。

 長方形のフルーツサンドは花をイメージしたものが人気だ。イチゴやミカン、イチジクなどを花に見立て、茎や葉っぱをキウイで演出。これが「可愛い」「インスタ映えする」と話題を呼んでいるのだ。

 「ブドウの季節にはブドウを花に見立てたり、夏はスイカで花を作ったり。果物の形をうまく取り入れ、デザインにも一工夫するようにしています」

 1番人気はイチゴ。生クリームとよく合う、ほどよい酸味と甘味のあるイチゴを厳選。また、果物だけでなく、糖度の高いサツマイモを使った新商品の「お芋サンド」は生クリームとの相性も良く、人気急上昇中だ。

 実際に同店のフルーツサンドを購入したお客様に聞くと「おいしい上に、フルーツがお花に見えたり、可愛かったりするので、お持たせ(プレゼント)にもぴったりですね」と話していた

お祝いにはフルーツサンドタワーがおすすめ

 お誕生日などお祝いには誕生日ケーキならぬ、誕生日フルーツサンドタワーを注文する人が増えているとか。

 「食事代わりにもなるので、ホームパーティでのご注文が増えています」とは中西さん。確かに、これはみんなのテンションが上がりそうだ。

 価格は長方形のイチゴサンド780円、サツマイモサンド740円、キウイサンド680円など。キューブ型はイチゴサンド380円、甘太くん(サツマイモ)370円、パイナップルサンド350円など。フルーツタワーサンド(オーダーのみ要予約)は1980円~。

 実際に食してみると…。なるほど、生クリームとフルーツとのバランスがよく、フルーツ独自のおいしさもしっかり伝わり、パンも柔らかで食べやすい。食すればさらにハマりそうなフルーツサンドだ。

フルーツサンド専門店「夢Cafe」
大阪市西区南堀江1-12-10 スターパーキング施設内
11:00〜19:00(※売り切れればすぐに閉店)水曜休み

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