【漫画】「いま、会話してた…?」猫にしゃべり過ぎるとどうなる?猫飼いさんは「共感しかない」「ごはんは言える」「うちはもう手遅れ」

太田 浩子 太田 浩子

 「猫との会話 戒めセット」という、漫画が話題になっています。描いたのは、漫画日記サイト「ウッドブック」で、飼っている2匹の猫との日常を描く「鴻池 剛(@TsuyoshiWood)」さんです。多くの猫飼いさんが、思い当たると思わず吹き出してしまう漫画は、5.6万を超える“いいね”がついています。作者にお話を聞きました。

 投稿されたのは、猫との会話について描かれた4枚の漫画です。鴻池さんは、10歳のぽんたくんと6歳のアルフくんと暮らしています。鴻池さんのことを、ぽんたくんは「飯を出す何か」、アルフくんは「飯を出すお気に入りの何か」くらいに思っているんじゃないかと分析する鴻池さん。2匹は鴻池さんにとって「同居している猫」という存在だそう。

 1枚目の漫画では、扉前でのぽんたくんとのやりとりが描かれています。扉の前でぽんたくんに呼び止められた鴻池さん。「気がつかなかったんだよ、すまんすまん」と言いながら扉を開けてあげると「ニャア…」と応答するするぽんたくんに「いま、会話してた…?」と驚く鴻池さん。長く一緒にいると、会話も可能になるのかもしれないと頭をよぎります。

 2枚目は、空気清浄機に乗るアルフくんが、鴻池さんの頼みを聞いてボタン操作をするお話。こちらは、鴻池さんの言葉を理解して、行動で応えるアルフくんに驚く様子が描かれました。

 3枚目は最近人と全然会っていない鴻池さんが、声の発し方を忘れないようにアルフくんと会話に励む漫画です。しばらくやりとりしていると、アルフくんが「ご飯」と言ったように聞こえちゃった鴻池さん。「ご飯」って言えるのか!と嬉しくなった鴻池さんは、張り切って「こんにちは」も言ってごらん!と呼びかけます。すると、急にアルフくんは鴻池さんの前から去って置物になってしまうのでした。どうして…。

 4枚目では、猫と会話ができることに確信を持った鴻池さんが「返事していればいつか、人の言葉で話しかけてくるかもしれない…なんてね☆」と、アルフくんが鳴くとせっせと返事をしています。結果…寝ている鴻池さんの横で、アルフくんがずっと話しかけてくるように。全く眠れない状況に、無駄鳴きが増えるから猫に返事をしてはいけなかったことに気がついた鴻池さん。でも…もう手遅れかも。

「そういうことなのか... 無駄にたくさんおしゃべりしてくるのは、返事してくるって知ってるからなのか」
「猫同士は声でコミュニケーションとらない、猫が鳴くのは人間に対してって聞いたことあります。うちもそれで失敗しましたw」
「どんなに言葉が通じないぬこさんでも『ごは〜ん』だけは言えると思う。※わが家のぬこ調べ」
「共感しかしない猫飼いあるある😆」
「うちの猫がうるさいの私のせいか…」

漫画には、たくさんの共感と爆笑のコメントが寄せられています。

作者の鴻池さんに聞きました

──アルフくん、めちゃくちゃ話しかけてくるのですね(笑)。ぽんたくんも、同じように話しかけてくるのですか?

 アルフは無限に語りかけてきますが、ぽんたは無音です。基本的に話かけてくるのはアルフで、ぽんたは怒りや渇望の訴えの時だけです。

──無駄鳴きが増えると知って、返事をすることを自粛したりは?

 正直ここまできたらアルフに限界突破させようと思ってました。

──猫との会話漫画は、続くのですね! 「猫はしゃべる」に同意するリプライがたくさんありました。特に「ごはん」は言えるという方が多かったですね。日本語がわかるというリプを読まれてどう思われましたか?

 自分と同様に壊れてきてるなと思いました。

 ◇ ◇

 コメントの中には「昔、野良猫に『暑いですねー』って話しかけたら物凄いニャーニャー言ってきたので『すいません、実は猫語分からないんです』って言ったら『ちっ』って顔されたことあります。無闇に話しかけると誤解されるかもしれません。」「ドア前の会話とかは普通にするよね。『ンナァ』『ああ、通る?』『ンー』みたいな。」と、日常的に会話をしている人の声も。やっぱり猫さんたちは、こちらの言うことをある程度理解している気がしてしまいますね。

■鴻池剛さんの漫画日記「ウッドブック」 https://tsuyoshiwood.com

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