保健所でおびえていた犬→2年後、別犬みたいな愛され顔に ビフォーアフターに感動「素敵な人に巡り会えて良かったね」

はやかわ かな はやかわ かな

ワンオペにならない環境作りを

現在、すずめちゃんはもと保護猫のららちゃんと共に、ペットシッター/ドッグトレーナーである真弓さんのお家で暮らしています。犬猫の預かりボランティア活動も行なう真弓さんに、犬や猫と暮らしていく上で心がけてほしいことを伺いました。

「例えば、便利なペットグッズはたくさんありますが、基本的に『人間にとって便利なもの』が多く、愛犬/愛猫が本当に気に入っているか、よく観察して欲しいです。そして、『ワンオペにならない環境作り』をしてもらえたらと思っています。旅行や帰省で家を空けるときはもちろん、自分が事故や病気で入院したり、万が一ペットより自分が先に亡くなったときに、大事な愛犬/愛猫を預けられる先を作っておいてください。

私は以前、ペットホテルが併設された『犬の保育園』に勤めていたのですが、急にホテルに預けられたわんちゃん、猫ちゃんの多くは体調を崩します。なので、普段から頼れる場所を作っておいて欲しいんです。ホテル付きの犬の保育園や幼稚園に通わせるも良し、信頼できるペットシッターさんを見つけておくも良し。親族や友人に日頃から会って慣れさせておいて、いざというときにシッターを頼むも良し。うちのすずめと保護猫のららも、自分に万が一のことがあった場合の保護者は決まっています」

『個体差』を認めて『誰かに頼る』という選択肢を

昨今、保護犬・保護猫を迎え入れたいと希望する方が増えつつあります。ただ、保護犬・保護猫は思うように飼育することが出来ない場合も多く、お迎えする際はまず、『個体差』を認めることが大切なのだそうです。

「保護犬、保護猫は、おびえてケージから出て来なかったり、威嚇されたり、うまくいかないことも多いです。保護犬、保護猫に限らず、ペットとして生き物を飼うすべての人にお願いしたいのですが、『個体差』を認めて、その子に合ったスピードで家族、パートナーになってください。

焦らず、ゆっくりと、わからないことがあればもといたシェルターの方に相談したり、獣医さんやドッグトレーナー、ペットシッターなどに質問するのもいいと思います。ペットと一緒に楽しく暮らすためにはまず、飼い主さん自身の『ワンオペにならない環境』を作ることが大切なんです。そのためにも、『誰かに頼る』という選択肢を必ず持っていて欲しいですね」(真弓 瞬さん)

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