唐揚げ店に変わった客が来た、というツイートが話題を呼んでいます。客は「唐揚げおいしいですか?」「どんな風においしいですか?」「進撃の巨人って面白いですか?」と色んな質問を投げかけてきます。店主は客の質問を笑顔でかわし、唐揚げを渡そうとすると、そこには漫画「進撃の巨人」の作者諫山創さんがいました。ツイートを投稿した唐揚げ店「とり千」(大分県日田市)のたっくん(@TORISEN11)さんに聞きました。
進撃の巨人面白い?→「面白いと思いますよ」
ーー唐揚げ店で「進撃の巨人って面白いですか?」はなかなかない質問ですね。
「『唐揚げおいしいですか?』には『おいしいですよ』と。『どんな風においしいですか?』と聞かれた時は苦笑いしてました。あと『景気どうですか?』とか聞いてきたり。『進撃の巨人って面白いですか?』と聞かれた時は、『面白いと思いますよ』と返しました。(作者本人とは)気付かなかったですね」
「『唐揚げあがりましたよ』って渡そうとして、顔を見て(諫山さん本人だと)気付きました。俺がなかなか気付かなかったので、彼も『アレ?』と思ったんじゃないですか(笑)」
諫山さんから「こんな感じの客来たりするでしょ?」って言われたそうですが、実際にはそんな客はいないそうです。
作者と幼なじみ 店内にはサイン色紙
ーー諫山先生とは幼なじみだそうですね。
「そうです。保育園から中学校まで一緒で、中学校では同じ卓球部でした。彼が東京で漫画家デビューした後も、自分が東京で仕事していたり、大人になっても付き合いがありました。その後、自分が古里・日田市で唐揚げ店をやることになった時、サイン色紙を送ってくれました」
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世界的にヒットした大作「進撃の巨人」の連載を終えて1年。突然幼なじみの店に現れた諫山先生に対し、「先生おちゃめだな!」「連載終わって、楽しんでるな」「ますますファンになりました」と喜びの声がファンから上がっていました。たっくんさんによると、「漫画と一緒で人を驚かすのが好き」という諫山先生。また聖地日田市を無垢の巨人のように歩く姿が見られるかもしれません。