「ゆで卵を冷蔵庫にしまう時は 生卵と間違わないように『ゆでたまご』って分かるようにしといて」
ある日のこと、奥さまからそう言われたTAKA02さん(@naru_takky)。実際に、ゆで卵と生卵が区別できるようにしましたが…。その方法が予想外すぎるとTwitterで話題になりました。
なんと、ゆで卵に『キン肉マン』の顔を描いてしまったのです。
これは、食べ物である「ゆで卵」と、『キン肉マン』の原作者が「ゆでたまご先生」であることを掛けた難易度の高いネタ。
原作者の名前を知っている人であれば、一目でこれがゆで卵だと分かります。逆に、それを知らなければ、どちらがゆで卵なのかまでは判別できないかもしれません。でも、「どちらかがゆで卵」だというところまでは分かりますね。
このような遊び心満載の判別方法に、リプ欄も大反響。また、自分も卵に絵を描いたことがあるという方もたくさんいました。
「同じことしました。ゆでたまご がわかる人しかわからないんですよね…」
「似たように描いたことがありますw」
「妻も前に同じ事していましたw」
「私以外にもやっている人が多くて安心しました」
『キン肉マン』以外にも、『ドラゴンボール』『鬼滅の刃』といった人気作のキャラクターの顔を描く方や、
手塚治虫や赤塚不二夫、水木しげる、つげ義春などの巨匠たちが手掛けた懐かしのキャラを描く方、
さらには、卵のみならず、玉ねぎに『ちびまる子ちゃん』の永沢君の顔を描いた人も。
このように、リプ欄ではさまざまな顔も披露されつつ盛り上がり、ツイートのいいね数は25万を超えています。
TAKA02さんにお話をおうかがいしました。
――『キン肉マン』の顔を見た時のご家族の反応は?
TAKA02さん:妻と高2の息子からは、「いや 『ゆでたまご』だけれどもwww」、「画力を無駄に使うなwww」というお褒めの言葉をいただきました(笑)。
――それは描いた甲斐がありましたね(笑)。その後、ゆで卵はどうされましたか?
TAKA02さん:普通に割って食べました。実は、リプライで「マジックで絵を描くと下の白身までインクが浸透することがある」という意見をいただいていたので、心配でしたが今回は大丈夫でした。
――今後、卵に絵を描かれることは?
TAKA02さん:何も見ずに描ける「ゆでたまご先生」のキャラであれば描くかも知れません。ラーメンマンとかウォーズマンとか運命の5王子とか…。
楽しい卵へのお絵かき…でもリスクも?
TAKA02さんをはじめ多くの方が取り組んでいた卵へのお絵かき。絵を描くことは楽しいですし、気軽に描けるという意味で卵はうってつけの材料ですよね。また、絵を描くわけではなくとも、保存時に卵の殻に日付などを書いておく方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、卵の殻にマジック等のペンで絵や文字を書き込むことには、多少のリスクもあります。先ほどTAKA02さんが話されていたように、「白身までインクが浸透してしまう」かもしれないのです。
それは、ペンのインクの成分が、卵の殻を通って、内部まで入り込んでしまう可能性があるためです。
生の卵は呼吸をしており、そのため卵の殻にはごく小さな穴がたくさん開いています。ゆで卵はもちろん呼吸はしていませんが、殻の穴まで塞がっているわけではありません。
そのため、時には卵の殻からインクが染み込み、白身の部分にまで到達してしまうこともあるそうです。
せっかくゆで卵を作ったのに、殻をむくとインクが染みついていたので捨ててしまった…などということになるともったいないですよね。
なお、油性インクよりも、水性インクのペンの方が卵に入り込む可能性は高いとのこと。卵の殻に何か書き込む時は、水性ペンは止めておいた方がよさそうです。
とはいえ、油性ペンでもインクに含まれる有機溶媒などの化合物が入らないとは限りません。もっとも、そのような成分がわずかに入った卵を摂取したとしても、人体にはあまり影響はないでしょう。しかし、体には良いとはいえない物質であることも事実です。
TAKA02さんも、リプ欄でこのような指摘を受け、「卵に絵を描こうとされている方はお気をつけください…自己責任でお願いします」とコメントされています。
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ちなみに、今回『キン肉マン』の絵を描かれたTAKA02さんですが、同作について連載開始から現在まで読み続けているほどのファンなのだとか。また、イラスト制作も趣味で、他にもゲーム『艦隊これくしょん』や、古いアニメのキャラクターを好んで描いており、イラストはTwitterやpixivでも公開されています。
■TAKA02さんのTwitterはこちら→https://twitter.com/naru_takky
■TAKA02さんのpixivはこちら→https://www.pixiv.net/users/8203558