初の「カルピス」専門店が大阪に 健康志向な人に向けた「贅沢」ドリンクとスイーツ

塩屋 薫 塩屋 薫

「アサヒ飲料」(本社:東京都墨田区)による、「カルピス」ブランドとしての初の常設店「発酵『CALPIS』PARLOR」が、大阪・梅田の百貨店「阪急うめだ本店」(大阪市北区)に4月8日オープンします。

「発酵の生み出すおいしさ」を発信することを目的とした同店。カルピスをベースに甘酒、ヨーグルト、もろみ酢を組み合わせた3種(各598円)と、全国の発酵食品やフルーツを使った季節限定2種のドリンクがテイクアウトで登場。気軽にスタンドで飲めるようになります。

また、もうひとつの看板商品である、新感覚の飲むスイーツ缶「『カルピス』ゼリー」(セット販売のみ2本セット・648円/3本セット・994円)にも注目を。「りんご酢&白桃」など3種の発酵ソースから好みのものを加え、10回以上よく振れば、飲料とゼリーの中間のようなとろとろ食感に。ギフトにも対応の商品です。

「カルピス」はもともと、乳酸菌と酵母による二次発酵食品、そのヘルシーな持ち味をさらにアップしたのが今回のメニューなのです。「1番の特徴は、日本の文化でもある発酵✕発酵を意識した点。飲料メーカーとしてスイーツを開発するのは初めてだったので、どの発酵の味わいもいかせるよう素材の配分に試行錯誤しました」と開発担当者。

同ブランドは、「阪急うめだ本店」が2012年からスタートした「ここでしか買えない」オンリーワン戦略の一環で、第14弾目。これまでも「カルビー」のポテトチップスや「亀田製菓」の柿の種など大手メーカーとコラボし、厳選素材やひと手間かけた製法で身近な商品をプレミアム化。その特別感が大阪みやげとしても話題となり、いずれも行列するほどの人気です。もちろん、今回もオープン直後は行列ができそうな予感です。

そして今回の出店の背景には、「健康」を意識した商品への顧客の期待もあったそう。というのも、2020年10月に「カゴメ」(本社:愛知県名古屋市)とコラボした新ブランド店がオープン。「野菜不足をなくそう」という理念のもとオリジナルのゼリー状「食べるスムージー」を発売したところ、ギフト需要が高く、従来より若い世代にも好評だとのこと。

「健康を軸にした食の考え方はこれからの大切な課題であり、ますます多くの方の共感を得るコンテンツ。野菜や発酵をテーマに、おいしく楽しく味わってほしい。今後の食の未来にご期待ください」と同百貨店担当者は語ります。

ちなみに、新店オープンの同日には、健康志向な人に向けた食品の売場を拡充するために、「KAGOME GREENS Catch the Rainbow」も店舗面積を約2倍に拡張。新たに開設される「ジュースバー」で、果肉をトッピングした濃厚な飲み心地の「クラフトスムージー」(398円~)の販売もおこなわれるとのことです。

いずれの店舗も地下1階食品売場内、営業は朝10時~夜8時(変更の場合あり)。

【阪急うめだ本店】公式サイト
https://www.hankyu-dept.co.jp/

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