食品大手マルハニチロは2022年2月8日~2月10日、月に1回以上回転ずし店を利用する15歳~59歳の男女を対象に、回転ずしに関する消費者実態調査をインターネットリサーチで実施しました。調査は12回目で、3000の有効回答を得ました。新型コロナウイルス禍で2020年度は初めて縮小の転じたものの、これまで右肩上がりの成長を続けてきた回転ずし市場。消費者のどんな好みがうかがえるのでしょうか。北海道民は、支出額が他の地域よりも多いなど興味深い結果が出ました。
回転ずしデートのNG行為は?
デートで回転ずし店に行った経験の有無を聞いたところ、「ある」は56.5%、「ないが、行きたいと思う」は24.3%となりました。半数以上の人が回転ずしデートを経験していることがわかりました。男女・世代別では、「ある」と回答した人の割合は、30代女性(72.8%)が最多でした。
「パートナーにやってほしくない」行為は、「待ち時間に機嫌が悪くなる」(45.4%)が最も高くなりました。次いで高かったのは「間違えて取ってしまったお皿を戻す」「香りの強い香水をつけて入店する」(いずれも43.8%)でした。男女別では「待ち時間に機嫌が悪くなる」(男性32.5%、女性58.2%)と「値段の高いお皿を取らせてくれない」(男性14.9%、女性41.1%)では女性の方が25ポイント以上高くなりました。楽しいはずのデートで食べたいものを制限されると、パートナーへの愛が冷めてしまう女性が多そうです。
回転ずしデートしたい芸能人は
回転寿司デートをしたい芸能人は? 男性回答では1位新垣結衣さん、2位浜辺美波さん、3位綾瀬はるかさん、4位有村架純さん、5位石原さとみさんでした。女性回答では1位横浜流星さん、2位佐藤健さん、菅田将暉さん、4位さかなクンさん、相葉雅紀さんとなりました。
スポーツ選手を聞いたところ、男性回答ではスキージャンプの高梨沙羅さんが1位となりました。以降、2位石川佳純さん、3位本田真凜さん、4位大坂なおみさん、5位池江璃花子さんが続きました。女性回答では1位大谷翔平さん、2位羽生結弦さん、3位宇野昌磨さん、4位坂本勇人さん、5位平野歩夢さんとなりました。メジャーリーグのスターの大谷翔平さんに続き、冬季競技で活躍している選手が上位に多く挙がりました。
好きなネタは?
よく食べているネタを聞いたところ、1位はサーモンとなり、2012年の調査から11年連続で1位。2位マグロ(赤身)、3位ハマチ・ブリ、4位マグロ(中トロ)、5位エビでした。サーモンの理由は、「脂がのっていておいしい」「臭みがなく食べやすい」「甘味がある」でした。また、最初に食べることが多いネタは、1位サーモン、2位マグロ(赤身)、3位ハマチ・ブリ、4位マグロ(中トロ)、5位エビと、人気のネタと重なりました。シメ(最後)のネタは、1位サーモン、2位マグロ(中トロ)、3位エビ、玉子、5位マグロ(赤身)となりました。一方、我慢することが多いネタは、1位マグロ(大トロ)、2位マグロ(中トロ)、3位ウニ、4位アワビ、5位ウナギでした。
小学生以下の子どもがいる人(862人)に、子どもが好きなネタを聞いたところ、未就学児の親の回答では1位玉子、2位納豆、3位イクラ、4位サーモン、5位コーンと、海鮮ネタ以外が上位に。小学生の親の回答では1位サーモン、2位マグロ(赤身)、3位玉子、4位イクラ、5位マグロ(中トロ)となりました。
北海道民は回転ずしがお好き?
何皿程度食べるのか聞いたところ、「5皿~9皿」(42.1%)や「10皿~14皿」(38.6%)が多く、平均9.6皿でした。男性は平均11.3皿、平均は8.0皿でした。エリア別にみると、平均皿数は東北(10.9皿)が最も多くなりました。
回転ずし店の利用金額は、「1000円~2000円未満」(62.9%)に最も多くの回答が集まり、平均は1572円でした。男性1756円、女性1389円。エリア別にでは、北海道(1813円)が最も高くなりました。海産物に恵まれた北海道には、回転ずしに惜しみなく出費する人が多いとみられます。「食べ過ぎた」と感じる1人当たりの金額は平均は2397円。男性2690円、女性2104円でした。