秋田新幹線25周年ポスターできたよ!→ターゲットは昭和の怪獣映画世代だよ!→「新幹線大爆破」を思い出す人が続出

竹内 章 竹内 章

疾走する新幹線!襲い掛かるナマハゲ!ラスボスとして背後に控える愛らしい秋田犬。3月22日に25周年となる秋田新幹線のキービジュアル(メーンのイメージ画像)がTwitterで話題です。昭和の怪獣映画ポスターそっくりのつくりに「東映感が強すぎる」「事件の予感しかない」「上映初日挨拶は誰だろう?」とつっこみが止まらない中、高倉健さん主演のパニック巨編「新幹線大爆破」(1975年)を思い出すユーザーも続出。制作したJR東日本クロスステーションに聞きました。

キービジュアルのテーマは「Memory Of AKITA 疾走する秋田新幹線」。アクリルディスプレイ、バックパック、パーカー、Tシャツ、クリアファイルなどの限定商品が3月19日から発売されます。担当者に聞きました。

ーキービジュアルについて

「2022年は新幹線イヤーということで6回の周年があり、各周年の開催地域と親和性を持った伝統・文化・新幹線を融合させた商品をできないかと考えて作成しました。秋田→ナマハゲ→怖い→怪獣の発想で怪獣映画(ゴジラ・ガメラ)をイメージしました。昭和レトロブームもあり、ターゲットを昭和30年後半~40年代生まれに設定しています」

ー細部のこだわりは

「初校ではナマハゲは鎌を持っていましたが、大麻(おおぬさ)に変えるといったデザイン変更を繰り返しキービジュアルが完成しました。背景の雪を冠した山は、秋田駒ヶ岳です」

ー飛んでいる物体は秋田名物の「金萬」(カステラまんじゅう)という説もありますが

「申し訳ありません。ご想像にお任せいたします」

ー…「新幹線大爆破」と似ているというコメントもありますが

「社内プロジェクトでは、東海道新幹線の事故(2015年の火災)を連想させるのではといった意見もあり、背景の赤を控えめにと考えました」

     ■

映画「新幹線大爆破」は、「新幹線が走行速度が80キロ時を下回ると爆発する」という状況下で繰り広げられる犯人と国家との攻防劇です。爆弾を仕掛けた犯人、危機の回避に全力を尽くす国鉄、わずかな糸口を頼りに犯人グループを追い詰める警察などで構成されています。後のヤン・デ・ボン監督、キアヌ・リーブス主演の「スピード」の元ネタとなっているといわれています。

秋田新幹線開業25周年のサイトはこちら→https://www.jreast.co.jp/akita/komachi25th/

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース