昔はコソコソ秘密にしがちだった「職場恋愛」に時代の変化!?…Z世代の7割が「オープン」に

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一昔前の職場恋愛って、なぜか「禁断」のイメージがありませんでしたか? バレないようにコソコソ隠していた人たちも少なくなかったと思いますが、最近の若い人たちは「あっけらかん」としているようです。

職場恋愛経験者に「職場恋愛の関係を同じ職場の人にオープンにしているか」と聞いたところ、「バブル期世代」「就職氷河期世代」では半数以上が「ヒミツ」としていると答えた一方で、ミレニアル世代では6割近く、Z世代で7割近くが「オープン」にしていると回答。若い世代になるほど関係を明らかにしている人が多いことが判明しました。

人材総合サービスを全国で展開する株式会社スタッフサービス・ホールディングスが2021年9月に行った調査です。全国の働く4世代「Z世代(1996年~2005年生の調査時点で16~25歳)」「ミレニアル世代(1981年~1995年生の調査時点で26~40歳)」「就職氷河期世代(1971年~1980年生の調査時点で41~50歳)」「バブル期世代(1961年~1970年生の調査時点で51~60歳)」それぞれ1000人ずつ計4000人を対象に聞きました。

「職場恋愛をしてみたい」と思っているのは、Z世代(47.8%)、ミレニアル世代(48.8%)の約5割、就職氷河期世代(44.3%)、バブル期世代(40.6%)の約4割。また実際に職場恋愛をしたことがあるのは、ミレニアル世代(39.6%)、就職氷河期世代(43.0%)、バブル期世代(45.2%)の約4割で、Z世代(28.7%)でも3割近くが経験ありと回答しました。

また、職場恋愛の経験者が職場恋愛の関係を同じ職場の人にオープンにしていた割合は、バブル期世代が46.9%、就職氷河期世代が48.8%の一方で、ミレニアル世代は55.6%、Z世代では67.2%となりました。 

仕事で関わる人に「グッとくるポイント」を聞いたところ、各世代ともに「気遣い・優しさ」と「外見(顔)」が1位と2位を占める結果に。3位は、Z世代とミレニアル世代では、「外見(スタイル)」、就職氷河期世代とバブル期世代では「働く姿」という結果になったそうです。

仕事で関わる人に対して「グッとくる瞬間」について各世代に聞いたところ、以下のようなコメントが寄せられたそうです。

▽変化に気づいてくれたとき(Z世代/女性/福祉関連業)
▽仕事している姿がかっこよかったとき(ミレニアル世代/女性/製造業)
▽「アレ」がわかったとき(就職氷河期世代/男性/製造業)
▽字がとても綺麗だったとき(バブル期世代/男性/卸売・小売業)

なお、職場恋愛経験者のうち、世代が上がるにつれて、「職場恋愛を経た結婚」の割合が増加。Z世代でも約35%が結婚したことがあると回答しました。

「職場恋愛にまつわる印象的なエピソード」について、各世代に聞いたところ、以下のようなコメントが寄せられたそうです。

▽マッチングアプリを通じて出会った人が同僚だった(Z世代/男性/製造業)
▽好きな人が出勤しているだけで、今日一日頑張れる気がする(ミレニアル世代/男性/卸売・小売業)
▽名前を呼ばれ「どうした?」と答えたら、「呼んだだけです。」と言われたとき、ドキドキが止まらなかった(就職氷河期世代/男性/電気・ガス・熱供給・水道業)
▽会社の好きな人と帰りに待ち合わせする際は、いつも一駅先の本屋にしていた(バブル期世代/男性/銀行・金融・保険業)

   ◇   ◇

調査を行った同社は、「Z世代はSNSになじみが深く、どのような場面でも人とつながることに肯定的です。また、仕事とプライベートを分ける考え方を進化させ、どちらも人生を充実させる大切な要素として柔軟に連動させ、統合的にとらえようとする傾向があります」と説明。「そのため職場恋愛についても前向きにとらえ、日頃から接しているからこそ感じられる相手の優しさや温かみ、心遣いに心を動かされたときには恋愛関係に発展し、人生の彩りに加えていくのだと考えられます」と述べています。

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