「耳の下は首なのよ」小学校の先生のお言葉通り描いた幼き日の自画像→クラス全員「北斗の拳」だ! 

青島 ほなみ 青島 ほなみ

小学生の頃書いた自画像がまるで「北斗の拳」!?思わずそうツッコミたくなる、図工の授業のエピソードがSNS上で話題になっています。

このエピソードを投稿したのは、Webまんが家のも~さん(@mori2ta)。

小学生の頃、図工の時間に「自画像」を描くことになったシーンから話が始まります。「首の線は耳の下から描きます」と先生から説明を受けたも~さん。でもなんだかおかしい…顔の幅とほぼ同じ太さになってしまうことに対して、「ちょっと太くないですか?」と質問を投げかけます。

しかし先生は、「何言ってるの!耳の下から指で首筋をなぞると繋がっているでしょう。」と、謎の説明を始めてしまいます。確かに繋がっているけれど、そういう問題でもないような…そう思っていた時、ふと先生を見て何かに気付いたも~さん。

そう、先生は確かに耳の下から首があったのです。ちょっとガタイの良い先生、自身を鏡で見て「首は耳の下から描くべき」と思い込んでいたのでしょう。

その後、何となく察しながらも言われた通りに自画像を仕上げた生徒たち。完成した作品からは、ほのかに世紀末の香りが…まるで「北斗の拳」の世界観の自画像が並んでいたといいます。

このエピソードに、SNS上では

「めっちゃ笑ったけど、コレわかる!先生から顔はこう描くんだよって言われると子どもたちはしっかりそれを真似する。見本の絵を描かれてしまってると、尚更真似をする。」
「わたしも小学校で自画像書く時、髪の毛は黒じゃないでしょ、とか肌色も一色じゃないでしょって言われて、まあそのその通りなんだけど、同時ワタクシの髪は漆黒だったにも関わらず、茶色のエクステつけたみたいな仕上がりになりました…」

などの声があがっています。教わった通りに自画像を描いて違和感を感じた経験がある人は多いようです。

また、「逆に僕は美術予備校で自分の手のデッサンをしたら、講師の先生に『デッサン狂ってるよ。指が短い!』って言われ、
自分の指を先生に見せたら『……確かにデッサンはあってる。でもモチーフは格好よく描かなきゃあかん』と言われたことがある。
泣けるで。」という苦い経験談も。

自分の身体の特徴が絵に表れてしまうのは『絵を描く人あるある』だと語るも~さん。ご本人にお話を聞いてみました。

ーー出来上がった自画像を見た時の、当時の心境を覚えていらっしゃったら教えてください。

も~さん:やはり、「たくましいな…」と感じたのが強いですね。周りも皆たくましくて、北斗の拳の世界観だなぁと思いました。

ーー「自分の身体の特徴が絵に出てしまう」経験は他にもありますか?

も~さん:かわいらしい女子高生を描いたら、「ごつい」と指摘を受けたことがあります。「もっと周りを観察してみて」というアドバイスを参考に人間観察を行った結果…自分の肩幅がいかついことに気付きました。無意識のうちに自分の肩幅を基準にしていたのだと思います。

ーー他人と比較することってなかなか難しいですよね。では実際には、どの辺から首を書くとバランスが良いのでしょうか?

も~さん:絵柄や好みにもよると思いますが、顎のエラ部分から少し湾曲するような形だと収まりが良いかと思います。少女漫画の絵のタッチに憧れていた時は結構細く長く描いていました。今はデフォルメが多く、首を描かないタッチもあります(クレヨンしんちゃん的な…)自画像などの写実的な絵の場合、本当に人によるので、しっかり観察することが大切だと思います。

◇ ◇

も~さんは他にも、日常のユニークなエピソードをまんがで発信されています。現在、単行本「人生、闇ありネタあり 幸せ変換スイッチをさがせ!」(KADOKAWA)が発売中、今年6月には新しい単行本も発売予定とのこと!気になった方は、是非チェックしてみてくださいね!

も~さん関連情報

Twitterアカウント:https://twitter.com/mori2ta
ブログ:https://moosan.blog.jp/
単行本「人生、闇ありネタあり 幸せ変換スイッチをさがせ!」(KADOKAWA):https://onl.la/vrFHqnb

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