コンビニに駐車中の小さな車に騒然「あれはなに?」 「紙パックみたいな三輪車」持ち主の思いとは?

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「コンビニ来てトイレから出たら外のクルマで店内がザワついてる。戻り辛いな。。」

kaorububuさん (@kaorububu501) のツイートに大きな注目が集まっています。

車に乗っていてトイレに行きたくなり、コンビニのトイレを借りるというのはあまり珍しいことではありません。そのようなありふれた状況にもかかわらず、kaorububuさんの車は周囲から注目されてしまったようです。どうしてなのでしょう?

kaorububuさんが公開された写真がこちらです。

なんと小さな車。これは、周囲がザワついていたのもうなずけますね。コンビニにいた人たちだけでなく、Twitter上でも驚きの声が続出。

「可愛いじゃない」
「紙パックみたいな三輪車だ。面白い」
「後ろに10円乗っけるとウイリーしそう」
「カーズ2に出てくるトンベみたいですね!」

これはもちろん正真正銘の乗用車。『スルーキー』というイタリア製のマイクロカー (ミニカー)です。

マイクロカーとは、軽自動車よりもさらに小さい1人乗り用の小型自動車。道路運送車両法では原動機付自転車の扱いとなりますが、道路交通法では普通自動車に区分され、高速道路や自動車専用道路の走行はできませんが通常の車道の走行は可能です。

また、通常の自動車と比べて、「車検の義務や車庫証明の必要がない」「維持費や修理費が安い」「コンパクトなため小回りがきく」「軽く持ち運びも便利」「シートベルトの着用が不要」「デザインの自由度が高い」などのメリットもあります。

kaorububuさんのツイートのリプ欄でも、「ちょっと出かける時、使い方次第で便利な気がする。日本の道路に合ってるような気がするよ」「近場に買い物に行くときに使っていますが、見られる率、話しかけられる率はダントツですね!」といったコメントもありました。

kaorububuさんはマイクロカーを2022年2月現在で6台も所有されています。マイクロカーをはじめて手に入れたのはなんと高校生の頃であり、免許を取って自分で運転できるようになるまでは、秘密基地のような感覚で楽しんでいたそう。一時期、高級外車にも乗っていたそうですが、現在は仕事などの移動手段にもマイクロカーを使用しているといいます。

「ナショナル」や「ヤマザキパン」、「京阪電車8000系」など、ユニークなデザインの車もあります。

kaorububuさんご自身でカラーリングしたというのだから驚きです。その背景には、「世の中を明るくしたい」というコンセプトがあったといいます。ナショナルのロゴが入っている通称『ナショナル号』は、大きな事件が相次いだ当時、『明るいナショナル』という宣伝文句にインスピレーションを受けて作ったものだそうです。

このように、「自分が楽しむ」のはもちろん、「見る人も楽しませたい」という思いでマイクロカーを運転されるkaorububuさん。学校で子どもたちに、自身の愛車をお披露目する機会などもあるといいます。

今回はコンビニで注目を集めてしまいました。当時の状況を振り返って、「車に戻った時にも皆さんヒソヒソと話している様子でしたね」と話すkaorububuさん。

「周囲を楽しませる」という思いからみると、車に戻りづらかったという今回の状況も、ある意味“好ましい”展開だったかもしれませんね。

■kaorububuさんのTwitterはこちら→https://twitter.com/kaorububu501

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