犬飼いが玄関に貼ってる「あのシール」の猫版!? 売り上げが保護団体に寄付できる仕組みです

金井 かおる 金井 かおる

 「全猫飼いが嫉妬していた犬飼が玄関に貼ってる『あのシール』の猫版です」ーー玄関に貼ると猫飼いをアピールできる「猫シール 令和4年度バージョン」が2月5日、オンラインショップなどで発売されました。制作したアクセサリー作家「もず串」さんに聞きました。

 平成30年度版から作り始め、今年で6種目。元号が変わった2019年には、平成31年度版と令和元年版の2種を発売するという力の入れようです。

 制作を思い立ったきっかけは、もず串さんが一緒に暮らす猫「もず」くんの存在でした。

 もずくんとの出合いは里親サイト。約半年間チェックし続けた末に「ビビッときた猫」だったそうです。今ではすっかり家猫になり、べったりなのだとか。そんなもずくんを保護してくれた人が所属する団体の活動に「少しでも助けになれば」と、猫シールの売り上げ1枚につき50円を寄付する仕組みを作りました。1枚でご飯一食分、60枚で三種ワクチン1回分、100枚で譲渡会開催や去勢、避妊手術などの医療手当になるといいます。

 「『猫シール』を1枚購入していただくと、保護猫の1食分にあたる50円が寄付されます。主な寄付先は、もずを保護してくれた方が所属する団体さんです。個人のボランティアさんの集まりなので、行政からの支援が受けられません。レスキューや状態の悪い猫の治療も自己資金で行っているという大変な状況を知り、少しでも助けになればと寄付につながる展開を始めました。猫と暮らしたいと思ったときやペットショップへ行く前に、地域の譲渡会や里親募集サイトなどを見ていただけるとうれしいです」(もず串さん)

 昨年版までの購入者からはこんな感想も寄せられているそうです。

 「シールを見て『これ本物ですか?』『猫飼ってるんですか?』と会話が生まれることはたびたびあるようです。会社のロッカーに貼ってくださっている方がいるんですけど、ロッカーで飼っている気分というのがすてきだな~とほっこりしました。あとは玄関に貼ったことによって飛び出し抑制になっているという感想が多いです」(もず串さん)

 「猫シール 令和4年度バージョン」はピンク色。材質は水分や湿気に強いフィルム素材。今年版からさらに厚みが増し、より屋外での掲出に強くなっているそう。約5センチ四方。1枚税込み300円。過去のバージョンは各250円。令和3年度版は緑色、令和2年度版は紫色、令和元年度版は黃色、平成31年度版は赤色、平成30年度版は青色。在庫状況や購入は創作物のオンラインショップ「BOOTH(ブース)」の「もず串」さんページ(https://kushi.booth.pm)へ。

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