日本最大級のバレンタイン催事が開幕 今年の見どころ、行列ができるブランドは?

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日本最大級のバレンタイン催事『バレンタインチョコレート博覧会』が大阪の阪急うめだ本店で、1月20日からスタート。今年は「全館バレンタイン百貨店」を打ち出し、9階の催場やホールなどはもちろん、食品やファッションのフロアなど、各フロアのテイストに合わせた売り場が設けられ、約300ブランド、3000種のチョコレートが「祭りか!」というほど並びます。

王道はもちろん、レアなブランドもそろいカカオ好きから支持される同催事。ほとんどの人が自分用に買っているのではないかという気合の入った初日に早速、リサーチしてきました。

日本の食材推しチョコ・コーナーが登場

バイヤーが海外に買い付けに行けないという背景もありますが、注目したいのは、国内各地で作られるBean to Bar(カカオ豆からチョコレートバーを作ることの意)や地元の食材などを使ったブランドです。

今回、毎年チャレンジスペースとして設けられる「アートステージ」エリア(過去にはお酒チョコ、全国47都道府県チョコなどを企画)に『コミューナルチョコ』が登場。「地元を盛り上げたい」という思いがあるブランドがそろい、ほとんどが初登場です。現地までなかなか買いに行けないことを考えれば、チョコレート好きとしては確認しておくべき。

また、日本在住のベルギー人であるアルネ・ストルメシェフによる関西初登場の「L’AVANCE(ラヴァンス)」も日本の食材推し。北海道・おこっぺ産のハマナス、新潟・魚沼産のオニグルミなどを使ったチョコレートが実現し、「ベルギーでは新しい食材と出会うのが難しかったですが、日本は素晴らしい食材ばかりで楽しい」と話してくれました。館内の「ボンボンショコラミュージアム」で買えます。

まさかのソフトクリームがない!

本来であれば、毎年のお楽しみの濃厚ソフトクリーム。今年は感染拡大にともなって急遽中止になっています…。そのため、イートイン用に準備されていたスペースは、持ち帰りのカップチョコとテイクアウト商品のみに。

そのかわり、焼き立てのチョコスイーツが登場し、「ル・ショコラ・アラン・デュカス」からは初登場の焼き立てフィナンシェ1個540円(3種あり)、「ル ショコラ ドゥ アッシュ」のショコラパイのくり包み451円、ピスタチオとグリオットチェリーのパイ501円や、おなじみの「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」のカヌレ(ショコラとピスタッシュの2種)324円なども。

初日に行列ができたのは?

フランス政府が認める基準をクリアしたオーガニック認証「ABマーク」を取得しているブランド「ジャン=ミッシェル・モルトロー」は、初日の1、2位を争う行列になりました。担当者によると「毎年人気のあるブランドであり、阪急限定商品が2月に入ると売り切れてしまうので、よくご存知の方が早めに購入されるようです」とのこと。

並んでいた堺市の30代女性は、「今年初めて買うのですが、断面の写真がおいしそうだったので並びました」と驚いていました。ちなみに、パンフレットもしっかりチェックされており、バレンタインの予算は2〜3万円だそうです。

また、同じく長蛇の列ができたのは昨年に引き続き、香りがよくとろけるような口溶けのアロマ生チョコブランド「メゾンカカオ」。オープン直後に並んでいた大阪市の30代女性は「去年も買っておいしかったんです。まさかこんなにも並ぶとは。おすすめなので身内にも買いたいと思っております」と話し、予算は特に設けていないそうです。

関西初登場でダントツの人気だったのは、2021年に誕生したバタースイーツ専門店「バターステイツ」。こちらは「かわいい」と行列ができる「TOKYOチューリップローズ」などを運営する株式会社グレープストーンが手がけ、バターを極限まで使ったバターショコラ(ホワイトと炭火の2種)12粒入1674円が今回のイチ押しとなっています。

実は商品があっても買えません…

「いつも並んでいるのにいけるやん!!」と思うブランドがあるかもしれませんが、それは事前予約制。ハリウッドセレブにも人気というトリュフチョコの「イヴァン・バレンティン」と、催事では毎回完売のざぶとんモンブランで有名な「マサヒコ オズミ パリ」は商品があったとしても買えません(共に完売)。なので、見るだけです。ちなみに「マサヒコ オズミ パリ」は今年、関西にショップをオープン予定とのことです(ただいまクラウドファンディング中)。

いちごスイーツで有名な「オードリー」も10時〜13時45分の間は同じく来店予約が必要となり、14時以降からようやく列に並ぶことができるので、ご注意を。ちなみに人気のロンシャンティという商品は、商品引き換え券が毎日15時から配布されます。

また、神戸市東灘区御影にあり人気のパティスリー「マモン・エ・フィーユ」は、10時〜13時半までは来店予約が必要です(それ以降は予約なしで買えますが、完売している商品も)。

各エリアを上手に巡って

カカオ好きが毎年リピートし、男性にも買いやすいと好評の売り場「カカオワールド」も見逃せません。こちらはタブレット(板チョコ)が中心で、今年はカカオ100%のチョコレートや、ホワイトチョコレートがより充実。また、見た目がかわいいビジュアルのチョコは10階の「スーク」エリアに。こちらにはモロゾフの新ブランド「キツネとレモン」もあります。

催場は混雑するため、足を踏み入れるのはと避けたいという方には、2階に「VANILLA BEANS」とスキンケアブランドコスメ「YAECO」のコラボ、6階にイギリスの「プレスタ」、7階にスペインの「カカオ サンパカ」などのブランドがあるので、ゆったり買い物できそうです。ただ、1階にアフリカの女性たちが作るバッグやポーチが人気の「クラウディ」と「クラブハリエ」がコラボしたコーナーだけは、並ぶ覚悟をして向かう方がよさそうです(初日は行列でした)。情報をしっかり収集して、計画的に売り場をめぐってくださいね。期間は2月14日まで。

■「バレンタインチョコレート博覧会」https://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/valentine/index.html

(Lmaga.jpニュース特約・増田未苗)

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