「あ…バレてた!」そそくさと逃げる犬 侵入禁止のキッチンに「体は入ってないからセーフ」

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

「飼い主が背を向けている間に、入っちゃいけないキッチンスペースに『ふーんいろいろあるねぇ』って顔をつっこんでいるところを隠し撮りされてることに気づいて何事もなかったように去る犬」とつぶやき、ツイッターに動画を投稿した北斎ハスキー犬さん(@NEAL_doganddog)。状況を飼い主さんに聞きました。

ツイートの通り、閉まっているはずのペットゲートから顔を入れ、こっそり侵入しようと試みるも、飼い主さんにバッチリ撮影されていたことに気づきフリーズ。そして、叱られる前にそそくさと逃げ去るワンちゃんの姿に、「だめって言われると気になっちゃうのは犬も人も同じw」と、同情と爆笑のリプライが殺到しました。

「ほうほう、みたことないものがいっぱいだねえ……あ…」
「身体は入ってないからセーフ」
「しばらく考えるも、ボク、何もしてませんよーな感じ、かわいいですね」

悪いことをしている自覚をしっかり持っていたワンちゃんは、1歳半になるシベリアンハスキーの男の子、北斎くん。「北斎はまさにダメなことほどしたくなるタイプ」「あと一歩足が入ったら叱るところだった」とつぶやいていた飼い主さんに、バレバレだった北斎くんのキッチン侵入未遂について、お話を伺いました。

ーーキッチンへの侵入がバレてたことに気づき、しばらくフリーズしていた北斎くん、思わず笑ってしまいますが…飼い主さんの反応をしっかりと見てますね。

「はい。もしあのとき私がクスッと笑ってしまったりすると、『ここに入っても許される』と思ってしまうので、笑いそうになるのをグッとこらえて、真顔にしていました。北斎自身も良くないことをしているという自覚があるので、真顔で見つめるだけでやめてくれました」

ーー飼い主さんも北斎くんもグッドジョブですね!どんなタイミングで侵入に気づかれたのですか?

「あのペットゲートはたまに閉め忘れることがあるのですが、今回もうっかりロックを忘れていました。キッチンで背を向けて作業していると、そーっと入ってきている気配を感じました。そのときの『バレてないぞ…』といった感じのコソコソした雰囲気がおもしろくて、カメラを回し始めました。頭の中で考えていることが丸見えで可愛かったです(笑)」

ーー北斎くん、という素敵なお名前の由来は?

「子犬の頃初めて会ったときに、『葛飾北斎の描いた子犬に似ている!』と思ったことがきっかけで、健康で長寿だったという葛飾北斎にあやかって、北斎という名前になりました。後に改めて絵を見返したところ…あんまり似ていませんでした(笑)」

ーーかなりのイケメンのハスキーである北斎くん。普段どんなワンちゃんなのですか?

「すごくマイペースです。気分じゃないときに散歩に誘うととても嫌そうにしますし、飼い主が帰ってきてもたいして喜ばず、しっぽも滅多に振りません。そういうところもおもしろいですね(笑)」

ーー北斎くんは「ダメなことほどしたくなるタイプ」とのことですが、在宅勤務中の飼い主さんのPCのデータを消しそうになったこともあるのだとか(苦笑)。

「北斎がもっとも『ダメと言われるほどやりたくなること』が、ダイニングテーブルに足をかけることなんです。椅子に乗るだけならセーフで、テーブルに足をかけたらアウト。とくに構って欲しいときにやるので、叱るのも逆効果になるため、なるべく無視しています。なのでシャットダウンさせられそうになったときはギリギリまで無視していました。画面を見て焦りました(笑)」

ーーところで、動画の最後、叱られる前にそそくさとどこかに行った北斎くんのその後は…?

「撮影後は素知らぬ顔で窓の外を見ていました。その後もペットゲートの外からじーっと中を見ていることがたまにあります…」

◇ ◇

ダメと言われることほどやりたくなってしまうのは、犬も人間も同じ。しかもバレたのが分かったときの気まずさも、どうやら同じのようですね。

■北斎くんのInstagram「ore.hokusai」

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