1泊100万円!の仰天プラン 京都の仁和寺が体験型「食堂」オープン あなたも泊まってみる? 

京都新聞社 京都新聞社

1泊100万円の外国人向け宿泊プランを提供する真言宗御室派総本山の仁和寺(京都市右京区)が、宿泊者向けの「食堂(じきどう)」を開設した。飲食だけでなく、食文化にまつわる体験ができる環境も整え、体験型宿泊施設としての魅力アップを図る。

宿泊プランは1日1組限定。境内の屋敷を改修した「松林庵」に滞在し、宸殿から庭園を眺めての朝食や、僧侶による声明、御室流華道、舞楽など希望に応じた鑑賞や体験機会を提供する。

食堂は江戸後期の土蔵を改修して整備した。調理場に加え、土壁や和紙、漆や石などを使った2間にいす席のテーブルを設けた。料亭の仕出し料理を提供するほか、簡単な調理体験もできるようにした。

昨年11月19日のお披露目では和菓子職人の指導による菓子作りの体験が行われた。同寺は「ここで作って食べる体験ができるようになり、作りたてのおいしさも味わえる。体験の幅を広げ、食の伝統や文化も伝えていきたい」としている。

宿泊プランは仁和寺の文化財保護につなげる狙いで、2018年から日本財団の協力を得て実施。新型コロナウイルスの流行以前は9件の利用があったという。

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