「ドーナツ100個食べられますように」と初詣で願いをかけた息子、その夢を速攻で実現した父の行動力とおいしそうな出来栄え。新年早々、SNS上でハートフルウォーミングな展開が注目を集めました。
「初詣で息子が「ドーナツ100個食べられますように」とお祈りしたというので早速叶えてやった」と話題の投稿をしたのは、プロダクトデザイナーの大村卓(@trialanderror50)さん。
「いいお父さん」
「100個、食べられるサイズにしているところに感激」
「ヤングドーナツを爆買いしたのかと」
「これに味をしめ100個シリーズのお願いが続くのでは?」
との声が寄せられ、2万近くのいいねが付いています。
初詣で6歳になる息子さんが例の願いごとをしたことを知ったのはなにげない会話から。
「初詣って食べたいものを願いごとに託すものではないだろうと思ったし、ドーナツ100個なんて食べられるわけないだろう」と思ったものの、お正月で大村さん自身に少し時間の余裕があること、息子さんを含む3人のお子さんがヒマを持て余していることから、「一緒になにか作れれば楽しいかな」と直径1.5cm程度のドーナツ100個づくりに取り掛かりました。
抜き型3Dデータ制作(5分)→3Dプリンタ造形(10分弱)→生地作り(15分)→型抜き(20分)→揚げる(10分) と、その所要時間は約1時間。
職業柄、3Dプリンターは使うことも多く、抜き型制作は簡単だったものの、「型抜きがすごいめんどくさい」ともつぶやいています。
あっという間に叶った初詣の夢の現物を見た息子さんは「ちっちゃ!はやく食べよう」とドーナツ複数個を鷲づかみにして口へ。「兄妹三人で一人あたり30数個くらいしか食べられていないと思います。一瞬でなくなりました」と大村さん。当の息子さんですが、願いを叶えた今は「普通サイズのドーナツが食べたい」と話しているそうです。
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大村さんは、プロダクトデザインを仕事で行う傍ら、「企業のノベルティを勝手に作る」や「思いつき工作・実験」など、さまざまな素材を使って自在に作品を制作。SNS上で作品を見ることができます。
■Twitter https://twitter.com/trialanderror50/
■公式ホームページ https://www.oodesign.jp
■企業のノベルティを勝手に作る http://min.togetter.com/n8GTDWI
■思いつき工作・実験 http://min.togetter.com/HCSGuJF
■ショップ https://oodesign.stores.jp