2022年に取得したい資格ランキングを発表! 社会人にもおすすめな大注目の資格とは

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WEBマーケティングベンチャーのベンド(東京都)が運営するサイト「資格Times」は、2021年度取得した資格と2022年度取得を考えている資格のアンケート結果を発表しました。人生100年時代と呼ばれるように、長い人生を活躍し続けるために、これからの時代を生き抜くために、2022年は資格取得にトライしてみませんか。 

調査は、インターネット調査(クラウドワークス)で、2021年12月16~22日に実施しました。

◆2021年度最も人気だった資格TOP3 (有効投票数:1500)

1位:TOEIC
英語を通じたコミュニケーション能力やビジネス現場で有用な英語力を評価する試験で、日本だけでなく世界各国で実施されています。最もメジャーなTOEIC L&Rは日本で年10回、全国およそ80都市で実施されており、日本で最も知名度の高い英語試験の一つです。

TOEIC受験のメリットとして、就職や転職で有利に働くことが挙げられます。特に、800点以上の取得者は、TOEICの受験生の中で上級者という位置づけになるため、英語力の高さを評価されやすくなります。また、自分の英語能力を客観的に把握することができ、英語学習のモチベーションにもつながります。TOEICの勉強時間の目安は、目標スコアによって大きく異なります。600点以を目標とする場合は、300~400時間の勉強時間が目安とされています。外資系企業や人気企業に就職するのに有利になる900点以上の取得には、1500~1600時間の勉強時間が目安とされています。ただし、その人のレベルによって必要な勉強時間には差があるため、まずは自分の現状のレベルを把握する必要があるでしょう。

2位:簿記
年間60万人が受験する簿記。会計の基本を学び、経営管理や経営に関する分析についての基本的な能力を身につけることができます。日商簿記は初級・3級・2級・1級の4種類が存在し、特に2級と1級は合格率の低い難関資格です。

簿記では、職種に関わらず就職・転職に役立つというメリットがあります。会社の利益などの数字に強くなるため、会社の経理部門での活躍が見込めるほか、営業職や企画職でも学んだことが役立ちます。また、家計管理のコツを理解したり、投資の仕組みが分かったりと、学習した内容は日常生活にも役立ちます。資格を取得するのに必要な勉強時間は、簿記3級:150~200時間、簿記2級:350~500時間、簿記1級:800~2000時間です。簿記1級と簿記2級は多くの勉強時間を必要とし、独学で合格するのはハードルが高いため、通信講座や予備校などの利用がおすすめです。 

3位:FP(ファイナンシャルプランナー)
FPとは、資産運用のプロフェッショナルであり、家計に関わる金融税制や不動産、保険まで幅広く学習します。受験者は、3級で年間10万人以上です。

FPは、資産運用に関して学ぶため、投資や保険の活用など、自身の資金繰りに非常に役立ちます。また、銀行や保険会社といった金融業界での就職・転職にも有利に働きます。さらに、家計相談に乗ったり、FPの勉強法についての記事を執筆したりと、副業に役立てる方も少なくありません。FP資格は、3級から1級まで分かれており、学科試験と実技試験と2つの試験があります。FP取得にかかる勉強時間は、FP3級:30~120時間、FP2級:150~300時間、FP1級:約500時間です。FP3級の資格は比較的容易ですが、1級の合格には多くの勉強量を必要とし、難易度の高い試験だといえるでしょう。

◆2022年度最も人気な資格TOP3(有効投票数:1500)

1位:簿記
2位:FP(ファイナンシャルプランナー)
3位:TOEIC

4位:宅建士
宅建士は、「宅地建物取引士」の略称で、宅地や建物を取引する人が、公正な取引をできるようにサポートする専門家のことです。試験は年1回で、毎年20万人を超える人が受験します。宅地建物取引を行う企業は、宅建士の資格を保持している人を5人に1人以上の割合で配置する義務があります。したがって、宅建士の需要は大きく、特に不動産業界の就職・転職で有利に働きます。また、自分で家を購入したり、借りたりする場合にも、資金計画や交渉の場面で役立ちます。

宅建士の取得に必要な勉強時間は、約300時間と言われています。社労士や中小企業診断士といった他の士業と比較すると、勉強時間はやや短めになっています。したがって、他の士業よりも取得しやすい資格といえるでししょう。

5位:実用英語技能検定
実用英語技能検定は、年間の総志願者数が250万人を超える、国内最大級の英語資格試験です。日常生活から専門的な内容までの幅広い分野の英語能力を測定でき、子供から大人まで受験しています。

英検を取得していることで、就職活動に有利に働くというメリットがあります。特に準1級以上のレベルになると、実践的な英語力を有しているという証明になり、採用の場面で優遇されるでしょう。取得に必要な勉強時間は、目標とするレベルとその時点での実力によって大きく変わります。2級を取得するのに必要な勉強時間は、100~200時間と言われています。また、2級を取得済みの人が準1級を取得するのには、そこから300時間が必要といわれています。

6位:MOS(マイクロソフトスペシャリスト)
MOSとは、WordやExcelといったマイクロソフトオフィスの操作スキルを図る試験で、試験はスペシャリストとエキスパートの2つが存在します。マイクロソフトオフィス社公認の資格で、累計受験者数は440万人を超える試験となっています。

取得することでオフィスの仕事がスムーズにこなせるようになるというメリットがあります。ビジネスを円滑にできるほか、キャリアアップや就活にも役立つ資格となっています。取得に必要な勉強時間の目安は、初学者は80時間、経験者は40時間となっています。試験の合格率はスペシャリストが80%、エキスパートが60%以上となっているため、比較的難易度の低い試験だといえそうです。

◆2022資格Times編集部おすすめの資格2選 

G検定
日本ディープラーニング協会が開催している資格で、AIやディープラーニング(深層学習)の基礎を学習します。現代はAIブーム真っ只中で、AIに精通した人材は必要とされています。G検定の受験者数は年々増加しており、大注目の資格です。取得メリットして、ディープラーニングを網羅的に学べることが挙げられます。

取得に必要な勉強時間は、約30時間といわれています。1日1時間の勉強なら、1か月で取得できる計算になります。試験の内容はやや難しいとされているものの、ボリュームは多くないため、短期間での合格を目指せる資格となっています。

司法書士
司法書士は、登記申請や訴訟手続きのエキスパートであり、最難関国家資格の1つとして知られています。多くの士業では「大卒以上」「実務経験2年以上」といった受験資格が必要ですが、司法書士にはないため誰でも取得を目指すことができます。

司法書士には、不動産登記などにおいて独占業務が与えられています。資格を持っていることで就職先に困ることがないことがメリットとして挙げられます。独立すれば、年収1000万円を超えることも可能です。司法書士に必要な勉強時間は、約3000時間とされています。勉強期間で言えば、1年3カ月~2年ほどの長期間にわたる勉強が必要です。また、司法書士に合格するまでの平均受験回数は4回前後とされています。

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