一夜で完売ハムちゃんモナカ 「可愛い過ぎて食べられない」 京の老舗と鬼才プランナーがコラボ 

山本 明 山本 明

 「…とんでもなくかわいい和菓子ができました」という文言とともに、小さな手にナッツを一粒、大事そうに抱えたハムスターさんのかたちをした最中がtwitterに投稿され、大注目されています。初回販売分をネットで通販開始するやいなや、あっという間に完売してしまいました。

 その可愛らしい姿に「かわいいの天才…????」と称賛の声が上がる一方「ハムちゃん好きには嬉しい商品だけど……可愛い過ぎて食べられないかも!?」という懸念(?)も寄せられています。

 こちらのツイートを投稿したのは、株式会社フェリシモ(神戸)出身の「セクシー大根抱き枕」などで知られる鬼才プランナー楢﨑友里さんが設立、一周年を迎えたばかりの商品企画会社「企画デザイン2時」(@niji_2oclock)のアカウント。「ハムスターモナカ」は同社と創業129年の京都の老舗菓子屋「青木光悦堂」とのコラボ商品です。最中は同店のWEBサイトにて通販の12月6日初回販売分の完売後、2回再販するも売り切れ、その後、8日夕方に行った年内最後の再販分も数時間で完売となりました。ネットにて人気集中した「ハムスターモナカ」制作秘話を楢﨑さんにお聞きしました。

――ハムスターさんを最中にする、という着想はどこから得ましたか?

 「あたらしい京都みやげになるようなユニークな和菓子が作りたい」と思い企画した商品です。「京都」「和菓子」というと、どうしても和風のモチーフにいきがちだと思うのですが、それだとすでにたくさんの商品が市場にあるので、今回はあえて和のイメージのない、意外なモチーフでデザインしたいなと考えていました。

――ツイートのリプライによると、「モナカみたいな毛色のキンクマハムスターがモデル」だそうですね

 商品案を考えているときに、キンクマハムスターをモナカにしたらサイズ感も毛色もぴったりだ!とイメージが繋がりました。それだけだとあまりおもしろくないので、お腹にくぼみをつけて、ナッツを一粒置くことで、よりハムスターらしい見た目になるように工夫しています。

――ツイートに大きな反響がありました、特に嬉しかったコメントはありましたか

 1カ月分として予定していた在庫が発売から一夜で売り切れになってしまったので、「わ〜うれしいな」という気持ちがだんだん「えっ、もうなくなる!どうしよう!」という焦りに変わった一夜でした(笑)。

 ハムスターと暮らす方々に響いたのがとくに嬉しかったです。好きな生き物だからこそ見る目は厳しくなると思うのですが、かわいいと言っていただけて本当に安心しました。中にはハム友さんに配るためか、4箱購入したという方もいらっしゃいました。

――いろいろなアレンジ方法が提案されています。楢﨑さんのお薦めは?

 私のオススメの食べ方はあんこにクリームチーズを追加して、ナッツを砕いて中にいれる食べ方です!これとっても美味しいのでぜひみなさんにやってみてほしいです!あんこと一緒にバニラアイスをいれても美味しいですよ。

   ◇   ◇

 気になる再販予定については現段階では以下のように考えているそうです。「現在青木光悦堂のみなさんが頑張ってくださっているのですが、年内の販売は終了しました。今の所、1月上旬から再販予定となっています。最新情報は青木光悦堂さまのWEBサイト・twitterなどで公開されます。弊社のtwitterアカウントでも情報共有してまいりますので、購入希望の方はぜひご確認ください」(楢﨑さん)。再販待ちの人はチェックしてみてくださいね。

▽企画デザイン2時twitter
https://twitter.com/niji_2oclock

▽青木光悦堂WEBサイト
https://aokikouetudou.com/

▽青木光悦堂twitter
https://twitter.com/aokikouetudou_k

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