「シンデレラ、掃除はまだなの?」意地悪な義姉枕で見る夢は ネット騒然「サンドバッグですか?」

伊藤 大介 伊藤 大介

「シンデレラ!全部アイロンかけて。1時間以内よ」「それ全部繕って!早くよ」。ディズニーが1950年に公開したアニメ映画「シンデレラ」で、シンデレラに掃除や裁縫、洗濯、靴磨きを押しつけていた意地悪な義姉、ドリゼラとアナスタシアが枕となって販売されています。しまむらが11月24日~28日までネット予約を受け付け、縦43cm、横63cmで1969円。

シンデレラではなく脇役、しかも悪役のグッズという攻めた企画に、SNSでは「いやこれ悪夢見そう」「サンドバックですか」「すんげーとこ突いて来たな!」と驚きの声が上がる一方、「ボロクソ言う人多いけどかなりセンスいいし需要あると思うんだけどな〜」「速攻で予約してきた」と歓迎する声も寄せられています。しまむらに聞きました。

ーーディズニーコラボは、人気がある主人公が登場するのは通例です。なぜ悪役なのでしょうか?

「ヴィランズ(悪役)を中心に悪役キャラクターも人気があるためです。人気ゲームのツイステッドワンダーランドも元キャラクターは悪役です」

ーーネットでも反響があります。注文状況はいかがでしょうか?
「現状では、予想の40%程度です」

ーーこれまでも悪役がコラボグッズに扱うことはあったのでしょうか?

「『不思議の国のアリス』ハートの女王、『ライオン・キング』のスカー、『リトル・マーメイド』フロットサム&ジェットサム『ヘラクレス』ハデス等の悪役キャラクターを展開しています」

ーー今後、義姉ドリゼラとアナスタシアらのさらなる商品展開は計画していますか?
「未定です」

  ◇   ◇

ということで、既に悪役、敵役のコラボ商品は多数登場しており、ディズニーグッズ公式オンラインストアではドリゼラとアナスタシアのTシャツやエコバッグも販売されていました。映画ではシンデレラのドレスやネックレスを引きちぎってヒールっぷりを発揮したお2人ですが、結構人気があるんですね。なお、しまむらではシンデレラと仲良しのネズミを追い回し、掃除の邪魔をする性悪猫ルシファーの枕も販売しています。

また、ドリゼラとアナスタシアを主人公にした実写映画を準備しているという米国の一部報道もありました。主人公が輝くのは、敵役の強烈なインパクトがあってこそ。かつての悪役にスポットライトが当たる機会が増えてきているみたいです。

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