旅館へのチェックインは…「引っ越し初日のような気分!」体験漫画に共感の嵐「自分のことかと思った」

金井 かおる 金井 かおる

 会社経営の傍ら、イラストレーターや郷土史研究家としても活躍する「Y氏は暇人」さんが自身のTwitterアカウント(@y_ta_net)で公開した漫画2編「旅館が楽しすぎる話」「ホテルや旅館の朝食バイキング好きな話」に注目が集まっています。

「引っ越し初日のような新鮮な気分」

 Y氏は暇人さんが考える、旅で最もワクワクする瞬間は「旅館に到着したとき」。客室に入ると風呂やトイレ、棚など「開けられる扉は全て開けてチェック」。「引っ越し初日のような新鮮な気分は何度味わっても楽しい」といいます。

 また、見晴らしのいい窓際に椅子とテーブルが置かれたスペース、広縁(ひろえん)のことを「謎のスペース」と表現し、誰もが一度はやっていそうな過ごし方も披露します。

 朝食バイキングも楽しみのひとつ。「誘惑に負けて」小学生が好きそうなおかずばかり盛り付けてしまったり、目の前でオムレツを焼き上げるシェフの手さばきを観察したり。小ぶりなカップ容器に入った納豆が並んでいたら「なぜかテンションが上がります」。

 読者からは「自分のことが漫画になったのかと思った」「これ私だ」「めっちゃわかります」「ほんとにこの通り」「仲間です」「旅館に行きたくなりました」などの感想が寄せられ、共感を広げています。

「自分だけと思っていたら…」

 作者のY氏は暇人さんに話を聞きました。

──旅館や宿の朝食バイキングを作品にしたきっかけは?

「コロナで外出する機会が減ってしまったので、昔の旅行の写真を見返して旅行気分を味わっているのですが、漫画を通してみなさんにも旅気分を味わってもらえればと思い、漫画にしてみました」

──たくさんの共感の声が寄せられています。

「自分だけがやっていると思っていたことでも他の人からあるあると共感してもらえ、面白かったです。特に、朝食バイキングの納豆は『わかる』という声が多く、意外でした」

──宿の評判などは下調べする?

「旅館、ホテルは特にこだわりなく、行き当たりばったりで決めています。事前に知らない方が実際に行ったときの驚きが多くて楽しめる気がします。良い思いをしても、悲惨な思いをしても、どちらもネタになるし思い出に残るので、フィーリングで選んでいます」

 作者は福岡県在住。福岡県内の珍スポットや絶景を地元民目線でまとめた一冊「福岡穴場観光」(出版社:書肆侃侃房、価格:税込1650円)も発売中です。

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