「ぼくの飛行機はいなくなっても…」 AIRDOの特別塗装機「ベア・ドゥ北海道JET」が12月に退役 マスコットキャラが泣けるメッセージ

金井 かおる 金井 かおる

 「北海道の翼」として知られる航空会社AIRDO(エア・ドゥ、札幌市)の特別塗装機「ベア・ドゥ北海道JET」が12月に退役します。Twitter上では「かわいかったのに…」「めちゃくちゃ悲しい」「素敵なデザインだった」など、同機のファンらによる別れを惜しむ声が広がっています。同社マスコットキャラクター「ベア・ドゥ」は当サイトの取材に対し、「ぼくの飛行機はいなくなっても…」と泣けるメッセージを送ってくれました。

ファン「かわいい…大好き」「もう一度乗りたい」

 同機は2016年7月に就航。機体のデザインは北海道の四季をコンセプトに、道内就航エリアの名所や自然がベア・ドゥのイラストとともに描かれています。

 同社もファンらの声は把握しており、「『とてもかわいい飛行機で大好き』『退役前にもう一度乗れたらうれしい』『尾翼で手を振っているベアドゥを見ると元気が出る』など、多数のお声をいただいています」。

 ラストフライトの日時について担当者は「運航スケジュールの変更は恒常的にあり、この飛行機のご搭乗が目的でご予約されたお客様へのご迷惑を考えて、残念ながらお客様にお伝えしておりません」とし、退役セレモニーの実施についても「緊急事態宣言発令期間が長かったこともあり、退役セレモニーは現時点で予定しておりません」。

CAと乗客、紙コップでの交流がきっかけで…

 同社のフライトでは機内ドリンクサービスで使用する「ベア・ドゥ柄の紙コップ」が人気。CAが絵やメッセージを書いてくれることもあり、当サイトでも2020年9月に紙コップを通じたCAと乗客との交流を紹介しました。

 この紙コップがラストフライトの盛り上げに一役買うことになりました。

 同社では紙コップの人気に目を付け、イラストキャンペーンを企画。

 「Twitterで紙コップを用いたCAの接客に関する投稿が話題になり、この件を弊社社長の草野と意見交換している中で、草野からデザインコンテストのアイデアがありました。いつか形にしたいとインスタ担当社員に託していたところ、今回の退役という機会に企画をし、実現に至りました」(同社担当者)

 参加方法は(1)AIRDO公式Instagram (@airdo.hokkaido)をフォロー(2)機内で配布される紙コップまたは公式サイトでダウンロードできる紙コップの型紙にオリジナルのイラストをデザイン(3)ハッシュタグ「#紙コップでDO」を付けて作品写真を投稿。入選者50人には退役記念フライトタグとビニールプレーンのセットが用意されており、「どなたでも何度でもご応募いただけます」(同社担当者)。

ベア・ドゥからのメッセージ「ぼくの飛行機は…」

 マスコットキャラクター「ベア・ドゥ」は当サイトの読者に向けてメッセージを寄せてくれました。

 「紙コップのぼくにどんなおしゃれをしてくれるのかとっても楽しみ。ぼくの飛行機はいなくなっても、大好きな北海道にみんなを届けたい気持ちは変わらないから、また笑顔で会えたらうれしいな」(ベア・ドゥ)

 キャンペーンのエントリー期間は11月30日まで。詳細は同社サイト内「キャンペーンページ」へ。

https://www.airdo.jp/campaign/thank-you-beardojet/index.html

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