「明日注射だよ!?」全然わかってない笑顔の犬さん、その顛末は?「明日にはこの笑顔が…」

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

「明日注射だとわかってない2匹」とつぶやき2枚の写真をツイッターに投稿した、漫画家のハマジさん(@xxhama2)。そこに写っていたのは、「えへへ♡」というセリフを付けたくなるような可愛い笑顔を浮かべる2匹の犬たち。

翌日は、2匹の苦手な「動物病院」へ「注射」に行く日。飼い主さんからそう伝えられたはずなのに、「明日が楽しみだわん♡」とでも言わんばかりの期待の表情を浮かべる2匹。「明日もきっと楽しいと無邪気に信じてる目ですね」「笑ってられるのも今日のうち」と、翌日の2匹の姿を思わず想像してしまった人たちからのリプライが殺到しました。

「嵐の前の」
「無邪気さよ…」
「うん…知らない方がいいこともありますからね」
「動物のお医者さんを思い出した…笑」
「明日にはこの笑顔が…」

嵐の前の無邪気な笑顔を浮かべていたのは、漫画家のハマジさんの愛犬、シベリアンハスキーのシルビアちゃんと、シャンテちゃん。シルビアちゃんは以前にも、「動物病院に行くとわかってない犬」として可愛過ぎる笑顔でも話題になった、9歳になるハスキーの女の子です。

学術誌に掲載された脳研究によると、犬の脳は人間と似た方法で情報を処理しており、犬は飼い主の言葉を「言語」として理解していることが判明したそうです。

犬の飼い主さんであれば、このことは誰もが実体験から薄々気づいていたはず。そのためハマジさんも2匹をだまさないよう、動物病院に行く時は必ず前もって犬たちに、「病院」「注射」と伝えているそうです。

「病院」も「注射」も2匹はとっても苦手…なはずなのに、明日への期待で輝く2匹の笑顔に、リプ欄には「病院に着いた時の反応が気になる」「病院&注射が分かった瞬間が見てみたい」という声も。お出かけの予感に期待する2匹は翌日どうなったのか? 飼い主のハマジさんにお話を伺いました。

ーー前日の段階で、「病院」で「注射」と必ず伝えていらっしゃるそうですね。

「はい。だましたくないので、毎回病院行く前には、<病院><注射>と伝えているのですが、”明日は病院だよ、注射!”と伝えてもすごく楽しそうな表情だったので、まーだこの単語は覚えてないなーと笑ってしまいました。数カ月に1回の頻度なので、なかなか覚えないですね~」

ーー「散歩」や大好物の「おイモ」などの言葉はしっかり理解している2匹なのに…。前回病院に連れて行かれた時も、車に乗った段階ではまだシルビアちゃんは「病院」と気づかずに笑顔を浮かべてましたね(笑)。今回はシャンテちゃんも一緒だったようですが、病院に向かう車中の2匹の様子は?

「この日は前日にドッグランに行って疲れていたので、シルは家を出る前から顔がショボショボで眠そうでした(笑)。シャンテはまだ1歳なので、若いだけあって元気よく車に乗っていました。その時は全然病院だとわかってないので、すごいテンションが高かったです」

ーーでは、病院に到着した瞬間に気づいた感じですか?

「今回は病院の駐車場がいっぱいで、いつもと違う場所に停めたので病院だとわからなかったようです。それと、病院にたどり着くまでに、通行人やすれ違う小さいワンちゃんに興味津々でわちゃわちゃしてたので、病院の入り口までは元気よく進んでました!」

ーー病院に着いてから帰りたそうにしている2匹の写真、後ろ姿が切ないですね…。待合室が混んでいたとのことで順番までお外で待っていらしたとか。この日、診察室へは2匹一緒に入ったのですか?

「2匹一緒に診察室に入りました!シルビアは、病院の入り口は素直に入りましたが、診察室となると嫌がって逃げます。診察室に入ってからも、ドアをこじあけて部屋から出ようとするし、ピィピィ鳴いてます。シャンテはまったく怖がらず、診察が終わったのに診察台に乗って先生に甘えていました」

ーーピィピィ鳴く様子を想像するとかわいそうですが、シルビアちゃんは病院がどういう所かちゃんとわかってるんですね。

「今回はシャンテが8種のワクチン接種で、シルビアが狂犬病のワクチン接種でした。狂犬病の予防接種は春頃に始まるのですが、我が家は連れて行くのが毎回遅れて1カ月ずつズレる…というのを数年繰り返して、今年は秋に狂犬病の注射です…」

ーー注射時の2匹の様子は?

「シルが怖がってずっとイヤイヤしてたので、シャンテを先に注射しました。シャンテは注射されたことに全く気付いてなかったです!シルビアは怖がって鳴くので、あやしたり顔を抱きしめたりと、毎回手厚くヨシヨシしないとダメです(笑)」

ーーどっちの反応も可愛いですね。病院から帰宅後、シルビアちゃんは庭で穴を堀ってストレス発散していたとか。穴掘り後、ご機嫌はすぐに戻りましたか?

「穴を掘った後、普通にノシノシと家に上がって寝てました!本当に不満がある時は部屋をダッシュしたりアウアウ鳴いたりするので、病院の後はそこまで怒ってはなかったようです」

ーー2匹は帰宅後、注射を頑張ったごほうびをもらえたのですか?

「特にごほうびというものはなく、いつも通りおやつにおイモを食べました!体調も、少し元気がない程度で、特にワクチンの副作用などはなく、食欲もいつもどおりでした」

ーー良かった!今後も健診や注射の時は2匹同時に病院へ?

「シャンテが小さい頃は2匹同時に連れて行ったりもしましたが、今はもうすっかり大きくなったので、普段は別々に連れて行ってます。散歩は2匹同時に行けますが、待合室で2匹持ちはお会計などが大変で…。今回は姪っ子が手伝ってくれたので2匹同時に連れて行きましたが、それでもやっぱり大変過ぎたので、今後は1匹ずつ連れて行きたいと思います」

 ◇ ◇

人間に似た方法で「言葉」を理解していることが脳研究で判明している「犬」。だからこそ、苦手なこともだまさないように伝えていた飼い主さん。しかし、言葉の意味よりも、飼い主さんとのお出かけへの期待に胸を躍らせ、可愛い笑顔を浮かべていたシルビアちゃんとシャンテちゃん。

期待ははずれたけれど、「病院」も「注射」もすべては2匹の笑顔のため。帰宅後は大好きなおイモももらえました。次の「病院」や「注射」の言葉にも、また2匹は最高の笑顔になってしまうかもしれませんね。

そんなシルビアちゃんとシャンテちゃんは、ハマジさんの漫画作品『猫とハスキーのハマジ』にも登場しています!

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