10月26日午前、小室圭さんと入籍され、民間人となられた眞子さん。これからお2人は準備などが整い次第渡米し、第2の人生をニューヨークからスタートされます。小室圭さんととともに新天地で人生を切り開かれる今この時に、私が渡米した時の気持ちを重ね合わせて考えてみました。不安はないとは言えませんが、エキサイティングの方が大きく、これから何が起きるのだろうとワクワクしていました。私が渡米したのは33歳でしたので、ほぼ近い年齢でした。今日の気持ちはお2人とも、一生忘れられないでしょうね。
真剣さが伝わったご結婚会見
10月26日の入籍後、小室眞子さんと小室圭さんのお2人そろってのご結婚会見を拝見しました。国際基督教大学(ICU)の同級生だった眞子さんと小室さん。2017年9月に婚約内定会見が行われましたが、それから約4年の歳月が流れ、ともに30歳となられてもお気持ちが変わることなく、ご結婚会見に臨まれたわけです。それだけ、お2人の愛が強く、ご結婚会見でもその想いがひしひしと伝わりました。
渡米までは東京・渋谷区にあるマンションで暮らされるそうです。パスポートの申請など、いろいろな手続きや準備に時間をさかれるものと思われます。本格的な新婚生活はニューヨークから始められるんでしょうね。
世界の中心…誰もがあこがれるNY
私ごとですが、きもの作家として京都から5ブランドのきものコレクションを出すなど国内で活躍した後、夢と希望を胸に1989年、ニューヨークに渡米しました。1990年にニューヨークコレクションにファッションデザイナーとしてデビューし、その後もニューヨークを拠点に国際的なデザイナーとして活動してきました。
その間、弁護士の夫と知り合い、ドナルド・トランプ前大統領所有の超高層ビル「トランプ・タワー」やウエストサイドの「トランプ・プレイス」などで暮らし、夫の死後、2013年に帰国しました。四半世紀にわたってニューヨークにいたのですが、才能や実力があってもトップに上り詰めるのはそう簡単ではないのがニューヨークです。世界中の人達が、成功するためにここに集まっているからです。
小室圭さんは9月末に司法試験を受験し、合否は12月に分かります。就職も既に内定しておられます。
私の夫が弁護士でしたので、周りに法律家が多くニューヨークの弁護士事情には詳しくなりました。日本と異なりアメリカは活動する州ごとに弁護士資格を取得する必要があります。だから小室圭さんもニューヨーク州の司法試験を受験し、この年末には結果発表があり、合格すればニューヨーク州の弁護士資格を得られるわけです。合格率は日本よりかなり高い。小室さんは大手弁護士事務所で法務助手をされているようですが、今後も引き続きそちらの事務所の弁護士になられるというのはとても幸運だと思います。
ちなみにアメリカの弁護士の数は約135万人。中でも弁護士が一番多いのがニューヨーク州で約18万人。それだけ競争が激しく、かつ激務だといえます。私の夫は刑事事件のトライアルロイヤーでしたので、裁判の前になると何日も何日も眠らずに仕事をしていました。
弁護士と言っても日本とは異なり、分野によってスペシャリティーがあります。ドクターと同じように内容によって相談する弁護士が違うのです。離婚、マンションや土地の購入、TAX問題、遺産相続など様々な分野があり、小室さんは今後どの分野の弁護士に進まれるのかは分かりませんが、経験と実績を重ねて最高の法律のスペシャリストになっていただきたいです。
また、眞子さんはニューヨークのミュージアムに就職される予定であるというニュースが出ました。眞子さんは海外留学のご経験があり、博物館学を研究され、日本では東京大学総合研究博物館の特任研究員に就任される等の経験をお持ちですから、そのキャリアをニューヨークでも発揮されることと思います。
ニューヨーカーは、お2人のNY生活をどう見ているのでしょうか?
私の友人で、初代ニューヨークスポーツコミッショナー、現アメリカン自転車協会会長、バイクニューヨーク代表でCEOの Ken Podziba(ケン・ポジバ)さんに、お2人のご結婚のことと今後ニューヨークに住まわれることについて聞いてみると、こう答えてくれました。
「ずいぶん、複雑なニュースになっていますが、人間はだれだって恋に落ちる。ロイヤルファミリーであろうが、そうでなかろうが同じです。私は彼女が人間らしく熱くなり、こういう経験をしたのはとても素晴らしいことだと思います。ニューヨークは心からお2人をお迎えすることと思います。そして、私はお2人を応援しています。おめでとうございます」
眞子さんの複雑性PTSDのことが気になりますが、環境を変えて大好きな夫と新天地ニューヨークで生活することにより、眞子さんの体調が少しずつ回復されることにつながればいいなと思います。
眞子さんにとって、一番正しい選択をされたと言える日が来るように、そっと見守りたいと思います。