「うちのネコが悟りを開かれた。」とつぶやき、愛猫の写真をツイッターに投稿した「riri」(@darydary1414)さん。そこに写っていたのは、目を細めてこちらを見つめる猫さまのお姿! お手てのポーズがまるでお釈迦さまのようです…。
そんな猫さまの装いに「神々しい」「ありがたや」などと、思わず手を合わせる人が続出。このほか、たくさんのコメントが殺到しました。
「ネコ釈迦様です」
「後光が差しておられる(^人^)」
「無我の境地w」
「弘法大師降臨」
「天上天下唯我独尊ですな」
「モフモフを崇拝しにゃさい。さすれば全人類全ては幸せににゃれるにゃ」
「ビルス様?」
「パット見、ビルス様並に神々しい(=^・・^=)ノシ」
「私を涅槃(ねはん)に連れてって」
「みんな幸せでありますように」
「お顔がセクシー」
「やはりただのぬっこではないな」
「逆らえない威厳を感じる。でも、触らせてくれそう」
猫さまのお名前は、ロシアンブルーのハナちゃんといいます。4カ月の女の子です。どうしてハナちゃんは、そんな神々しいお姿になっていたのでしょう? 撮影したときのことを、飼い主のririさんに伺ってみました。
神々しい猫は4カ月の子猫…左脚に障害、殺処分寸前だった
――「神々しい」と話題を集めたハナちゃん。何をされていたのでしょう?
ririさん「横になりくつろいでいるところをあおむけに寝かせたら自然と写真の状態になったんです」
――自然と、あのポーズに…!
ririさん「招き猫のように見えることを期待し写真を撮ったところ、それを超えて神々しくなりました」
――写真を撮影したあと、ハナちゃんはどうなりましたか?
ririさん「普通にくつろいでいましたね。また、ハナの姿を見て寄せていただいた皆さんのコメントも『天上天下唯我独尊』『神々しい』などと私と同じような感想が多く、共感してもらってとてもうれしいです」
――ドラゴンボールシリーズのアニメキャラクター「ビルス様」(破壊神ビルス)に似ているという声も上がりました。ハナちゃん、本当に神々しさが際立っていましたね。普段は、どんな猫ちゃんなんですか?
ririさん「まだ4カ月なのでやんちゃさんですが、ツンデレな性格が絶妙に飼い主の心を揺さぶります」
――ハナちゃんをおうちに迎えられた経緯をお聞かせください。
ririさん「ハナはブリーダーの元で左前脚を骨折。その状態ではペットショップでは売れないという判断で殺処分される予定でしたが、保護活動をしている方たちに保護されたんです。フェイスブックで里親を募集しているところを私が見つけて…左前脚に障害があるため、将来的に切断になる可能性があると言われましたが、里親になると決断しました。
かかりつけ医に診てもらったところ、左前脚は骨折したあと放置されていたことから、曲がったままくっついてしまったのではないかとのこと。でも、ハナは曲がったままでも上手に左前脚を使っています!」
◇ ◇
ririさんのおうちにはミニチュアダックスフンドのコタロウくん(7歳、雄)もいます。保護犬です。コタロウくんは、ハナちゃんがやって来たその日から仲良しになったとか。毎日一緒に遊んだり眠ったりとひとときも離れようとしないそうです。
2匹について「笑顔が増え毎日が明るくなりますが、楽しいことだけではなく介護や看取ること、命に向き合わせてくれる尊い存在です。悲しい出来事も含めペットとの全ての経験が人生を豊かにしてくれていると思っています」とririさん。
今後、ツイッターでは「見てくださっている方が笑顔になるような癒される記事や写真、動画などを投稿できたらと思っています。飼育放棄や虐待される猫や犬がいなくなりますように」と話してくれました。